カテゴリ:短編小説
美紀は裸足が好きだった。
いつも行く、大きな公園は、芝生がたくさんあり、そこでサンダルを脱いで、かみ締めるように歩くのが好きだった。 大きな岩を並べて作った川に水が流れていて、そこに足を投げ出して座ってるのが好きだった。 夏の暑い日は、そこへ出かけては、足を川に投げ出して、ぼんやりと空を眺めていた。 子ども達が川に身を投げて、キャーキャーと水のかけっこをしている。 眩しそうにそちらへ顔をむけた途端、一人の男の子が、美紀に水をかけてきた。 「きゃ!やったなぁ~!」 美紀は嬉しそうに、男の子に水をかけ返す。 男の子も、嬉しそうに奇声をあげて、母親の元へと帰っていく。 美紀は、それをまた眩しそうに見つめて、母親に微笑みかける。 母親は、申し訳なさそうに苦笑いを返してきた。 リリちんのショートショートでは、 【白いキャンパス】の一話先が読めます♪ ちなみに、岩じぃのGスポットは、 相方のブログです☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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