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カテゴリ:我が家のモルト
「我が家もモルト:#6」
MORTRACH 14YO (57.8%) distilled in 1988, Bottled by W.M. Cadenhead ←やっとアップしました。遅くなってすみません 以前から欲しくて欲しくて仕方がなかったモートラック。「花と動物シリーズ」の16年モノにするか随分悩みましたが、カスクストレングスに惹かれて、今回はケイデンヘッドの瓶詰めによるボトルを購入しました。ケイデンヘッドのボトルを買うのは今回が初めてです。 MORTRACHは、ダフタウンにある7つの蒸留所の中でも最古の創業と言われています。日本でも有名なブレンデッド・ウィスキー、ジョニー・ウォーカーの原酒として知られ、その大部分がブレンド用に回されているようです。実際、イワユル「オフィシャルボトル」というものが殆ど見当たらず、あえて言えばUDVで瓶詰めされている「花と動物シリーズ」の16年もの、それから同じくUDVの「レアモルトシリーズ」の、20年、22年ものくらいのようです。花と動物シリーズのほうは、細々と日本にも入荷しているようですが、レアモルトシリーズとなると、少なくともネット上では現在販売している酒屋さんはなさそうです。またBARに行ってもMORTRACHを置いているお店は少ないです。 さて、このボトルの印象ですが、まず色合い。我が家のシェリー軍団(ストラススペイ1971、アベラワー・アブナ)が、イワユル「シェリー色」をしているのにたいし、このモートラック、割と明るい色をしています。どちらかというとバーボン&オーク新樽仕上げのグレンモレンジーの色合いに近いです(ちなみにボトルには「シェリー樽」の表記はありません。シンプルにmatured in an oak caskとあるだけです)。正直開栓するまでは「バーボン樽熟成かも」なんて思ってました。ただ、開栓した瞬間、明らかな「シェリー香」。ちょっと安心(笑)。香りは、糖蜜の甘い香りとシェリーの甘酸っぱい香りが心地よく、よく言われる煙っぽさは控えめ。煙っぽさより、甘さを感じさせます。シェリー樽にありがちな硫黄臭さは感じません。味わいは、カスクらしいアルコールの「ピリッ」としたアタックの後、麦芽とシェリーの甘さが舌を包みます。舌の上で転がすと煙っぽさ(ヨード臭くないのが素晴らしい)と微かな苦味(嫌味のない上品な、微かな苦味)も感じます。とても複雑で馥郁としたフレーバーが口中に広がります。オイリーさは普通ですが、フィニッシュはとても温かく長いです。いやないピリピリ感がありません。カスク物とは思わせない滑らかさです。この酒、やばいです。上手すぎます。。。この値段で、この味が出せるのか・・・立て続けに3杯も飲んでしまいました(o^.^o)オイチィ モートラック・1988・CD・14年・57.8度・700ml ↑こういう上手い酒に出会うたびに紹介するかどうか、葛藤が起きます。ホント、心の狭い人間です、ワタクシ(^^;だって、本当に美味しいんだもん・・・ (2/6 完売したようです。美味いもんなぁ・・・) ケイデンヘッド・モートラック14年 [1988] 57.8度 700ml 【新発売】 ↑新発売情報発見♪ん?ぐはぁつ、ボクが買った値段より安い(ToT; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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