モルトの灯

　金曜日の晩は、高知医大へ旅立つ先輩の送迎会。高知、いいなぁ、酒美味いし、魚美味いし・・・といったら「別に変わってもいいんざよ」と言われてちょっとどきどき（笑）。でも、学生時代はよく四万十川へ遊びに行っていたので（四万十川のほとりで、日がな何もせず、ぼけーっと1日過ごすのは人生最大の贅沢の１つです）、何となく高知には親近感あるんですよね。ちなみに送別会では秘蔵の瓶出し紹興酒を4杯くらい（？5杯？）ほど頂きました。滑らかな口当たりで美味しかったです。

　それからJ's BARで行われている、荒木君（若きバーテンダーさん）の卒業試験を兼ねた（笑）、モルト侍とのモルト勝負の行く末を見届けに行ってきました。ボクが入った時は2回目の回答が終わった（外れた）所。あらかじめ回答を見せて貰いましたが、「ダルユーイン　３０年」でした。こりゃ、難しいわ（＾＾；もしボクなら当てずっぽう以外では絶対に当てられない銘柄ですｗこの日は結構お客の入りもよく、ちょっと勝負にはつらい状況（勝負しつつも当然接客はこなさなくてはならない）。それでも仕事の合間を縫って真剣なノージング＆テイスティング。両者正答には至らなかった物の、解答に並んだ銘柄を観ると、それぞれがモルトの異なった側面に注目しながら正解を探っているのがよくわかって面白かったです。

　その後、モルト侍様と、GLENTAUCHERSの読み方についてちょっとお話しました。GLENTAUCHERS、あまりメジャーな蒸留所でもないので馴染みがないせいもありますが、普段バーなどでは「グレントファース」と呼ばれています。J's BARでも「グレントファース」で通っているようです。でもでもね、これ、どうやって読んだら「グレントファース」になるのでしょうか？ちなみに有名モルトサイトを参照すると、

グレントハース　　（Single malt scotch whisky)
グレントファース　（MALTbank）
　　　　　　　　　（Malt Club）
　　　　　　　　　（S.Tanida's Home Bar）
グレントファーズ　（リカーヴィラ・アイザワ）
グレンタウチャーズ（Maltnavi）
　　　　　　　　　（タカムラモルトニュース）

となっています。と、つらつら書いている内に、一つ自分の大きな勘違いに気付いてしまいました。ボクは「グレントファース（ズ）」を発音する際、「グレント・ファース」と読んでいましたが、実はこれ、「グレン・トファース（ズ）」なんですね。そう考えると、"CHERS"の"C"の発音が消えて「ハース」と聞こえることってありえますよね。つまり

グレン・トハース（ズ）
↓
グレン・トファース（ズ）

となったのかもしれません。うん、なんか、自分的には納得（笑）。

ちなみにイギリス人の方が発音すると、ボクには
「グレン・トーハーシュ」
と聞こえます。「GLEN-TAU-CHER-S」なので、「トー」「トォゥ」「トゥ」と言う感じで、単なる「ト」よりちょっと長めの発音になりそうです。興味の有る方は「ゲール語発音サンプル集　（Single Malt Scotch Whisky内）」で試聴してみて下さい（本当に、このサイトは勉強になりますm(_._)m）。