めんどうはごめんだ

2009/11/18(水)14:52

オバマさんのお辞儀

オバマさんが天皇に対して深々とお辞儀したことに対して、米国内では「大統領がそんなに低姿勢になる必要はない」と非難の的になっているらしい。 土下座でもしたんやろか?と思ってYouTubeで映像を確認すると、何のことはない、極々普通のお辞儀だ。 非難しているアメリカ人っていうのはどこまで横柄なんや。訪問先でその国を代表する人間に対して礼を尽くすのは当たり前のことだろう。ましてや天皇はずっと年配なんだし。 米国では「アメリカはなぜ嫌われるのか?」などど真面目に議論するむきもあるようだが、そんなの議論しなくてもこの一件だけでわかるやん。一事が万事。 この横柄さが、他国に平気で軍隊を駐留したり、自分だけ山ほど核兵器を持っていながら他国に持つことを禁止したり、一番エネルギーを消費していながら温暖化対策に非協力的だったり、その国の事情も考えず民主化を押しつけたり、テロとの戦いと称しながら多くの民間人を空爆の巻き添えにしたりといったことにつながっている。だから嫌われるということに気がつかないのだろうか? いや、オバマ大統領はちがう・・・といった期待がノーベル平和賞という形になった。今回の天皇に対するお辞儀は、特に日本人なら気にもとめないが、米国内での非難を知ってはじめて、ここでも「オバマはちがう」といった感を持った日本人は多いのではないだろうか。 皮肉なことに米国外での評価が高くなるほど国内での人気が落ちているようだ。保守的なアメリカ人は、軍事的に圧倒的に優位なんだから国際協調なんか必要ないと思っているからね。結局アメリカ人にとっては目先の景気が良くなることが最優先ということか。

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