これを見て怖いと思うかどうか?
7月15日現在の全国の年齢別PCR陽性者数と死者数のグラフはこんな感じ。(東洋経済オンラインより)20代、30代の陽性者がここまで増えたのも、ターゲットを無症状〜軽症の若者に絞ってきているからだが、死者がほとんどいない。特に30才未満の死者数は1名のみで、糖尿病を患っていた力士だけである。高齢者及び糖尿病などの基礎疾患がある人にとっては危険なウィルスとは言えるが、80才以上の感染者でも70%以上は死んでいない。「いやいくら少なくても死亡者がいるのだからかなり危険なウィルスだ」と考える人も多い。しかしこのグラフから、緊急事態宣言を再び出して経済活動をストップさせてまで感染ゼロを目指す必要があるようには思えない。人は経済的苦境によっても死ぬ。一律に自粛するより、高齢者などのハイリスクグループをどう守るか?という視点で予防策を考えるべきだろう。ハイリスクグループを守るために若者まで経済活動を止めてしまっては、倒産や失業などで生活できない人が増えて経済的苦境から自殺に追いやられる人が増えるのは目に見えている。ひいては福祉にもお金が回らなくなるだろう。「再度緊急事態宣言を出すべき」と」考えている人が半数以上いるが、冷静になって考えるべきじゃないだろうか。1匹のゴキブリを退治するために家ごと燃やしてしまうようなものである。