私の人生論 (思考が運命になる)

2020/04/23(木)05:10

古代の知の体系

認識の歩み(1114)

 生産力の高まりとともに余剰生産物が生じ、  その配分が不均等化し、  社会階層の分化が進行していくとともに、  職業も分化してきました。  そして、  大規模化・複雑化していく社会の  秩序を維持していくための指導者が生じてきました。  このような指導者としては、  当初は知の担い手、  神官があたる場合が多かったようです。  ここで、原初におけるヒトの知の体系は、  まずは「宗教」と名づけられるものとして現れました。  しかし、  神官といってもその内容は様々な要素の混合物で、  今日的にみれば、  宗教者であるとともに  科学者としての側面も有していました。  その後、ヒトの長い歴史のなかで、  経験的に実証可能な知識は次第に宗教から分離し、  まったく独立した「科学」の体系となっていきました。

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