カテゴリ:認識の歩み
支那で生まれた漢数字も、 最古の数字に属するもので、 漢字とともに生まれ、改良されました。 ギリシア前期やローマの数字が 五進法と十進法の併用だったのに対して、 漢数字は完全な十進法にのっとっていました。 ここでは一から九までの数字のほかに、 十、百、千、万など 十進法の各単位を表わす数字があり、 一から九までの数字の下に それぞれの単位数字をつけて 数を表わす点に特徴があります。 これはスペースを節約する点でも ローマ数字よりすぐれており、 算用数字に近いものといえます。 実は支那において、 数字は単なる計算のための存在ではなく、 奥深い理論に裏付けられた深い意味がありました。 一は天地を分け、万物を造化するとあります。 古代の人々は、「一」は単なる最小の数だけではなく、 万物を構成する要素であり万物の始まり、 世界の根源だと考えました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年05月22日 05時00分07秒
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