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私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

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2021年09月16日
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カテゴリ:認識の歩み


 倫理に関してエピクロスは
 現実の煩わしさから解放された状態を「快」として、
 人生をその追求のみに費やすことを主張しました。

 「快楽こそが善であり人生の目的だ」
 という考えを中心に置いた主張を行っており、
 彼の立場は一般的に
 快楽主義という名前で呼ばれています。

 後世、
 エピキュリアン=快楽主義者
 という意味に転化してしまいますが、
 エピクロス自身は
 肉体的な快楽とは異なる精神的快楽を重視しており、
 肉体的快楽をむしろ「苦」と考えました。

 エピクロスは、幸福を人生の目的としました。

 これは人生の目的を徳として、
 幸福はその結果に過ぎないとしたストア派の反対です。

 ここで重要なのは、
 彼の快楽主義は帰結主義的なそれであって、
 快楽のみを追い求めることが
 無条件に是とされるものではない点です。

 すなわち、
 ある行為によって生じる快楽に比して、
 その後に生じる不快が大きくなる場合には、
 その行為は選択すべきでない、
 と彼は主張したのです。





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最終更新日  2021年09月16日 06時10分04秒
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