私の人生論 (思考が運命になる)

2022/06/01(水)05:00

支那の錬金術

認識の歩み(1114)

 支那の錬金術について  最初に触れたものとして知られているのは、  『前漢書』です。  泰の始皇帝は、  自分が長生きする見込みについて、  道家の呪術師たちに相談したのです。  紀元前三三年に一錬金術師が漢の武帝を訪れ、  辰砂から黄金をつくる方法を  お目にかけようと申しでました。  こういう黄金づくりの容器で液体を飲めは、  飲む人が不死になるからです。  支那の錬金術は、  最初から黄金の製造に関係はしていましたが、  卑金属を黄金に変成することよりも、  はるかに(不死薬)の探究のほうに  深くかかわりあっていました。  黄金が重視されたのは、  それが黄色の太陽の金属であり、  活気をつける陽の原理で  満たされているからです。  しかし、辰砂はさらに上位に立っていました。  それは、赤色をしているためと、  熱すると生きている金属の水銀ができるからでした。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る