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私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

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2023年06月14日
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カテゴリ:認識の歩み


シャンカラ(七八八-八五〇年ごろ)の作った
哲学体系は以後のヒンズー教にとって規範となりました。

シャンカラは、
伝統的な祭儀の最も粗野なものでも人々を促して、
あらゆる感覚的経験の背後に存する
絶対者の認識へと到達させると主張しました。

良きヒンズー教徒として彼は、
イスラム教徒の礼拝は、
マホメットほどに真理を
深く見通すことができない人たちのためにだけ
価値があるとさえ論じました。

これによって学者は、
ヒンズー教の祭儀を偶像崇拝と見る
イスラム教徒の非難に反駁できました。

すなわち、これらの祭儀の正しい意味は、
単純素朴な人々が、
純粋で超越的な神学的一元論に向かって進む
手助けとなるものだ、というのです。

神学的論争の分野では、
このように巧妙な方法で
イスラム教徒に反撃しましたが
現実の日常生活のレベルでは、
インド人の感情は外国人への反感で硬化しました。

唐末や末代の支那人のように、
外国種らしいものはすべて排除し、
自国生まれと思われるものは
なんでも保護し承認するようになります。

その過程で、
これまでインド人の生活の中で秘められていたもの、
私的なものの多くが
はじめて文字によって記録されました。

特に、タントラ教と総称される
きわめて多種多様な勤行が、
日の当たる場所に出され、大幅に再編されました。





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最終更新日  2023年06月14日 05時00分07秒
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