カテゴリ:認識の歩み
宋の都市の繁栄から、 かがやかしい文芸復興が生まれています。 従来の世界史では、 一五世紀末のイタリアで ルネサンス(文芸復興など)が最高潮に達し、 新しい種類の都市生活があらわれたとのべています。 しかし、類似のルネサンスと都市生活は 宋時代の支那にすでにあらわれていた、 ということができます。 なぜならルネサンスは、 第一に遠距離貿易を中心とする商業の発展、 第二にそれを背景とし、 また技術の進歩による新しい市民生活の展開、 第三に、そのようななかから 新しい思想と学術があらわれたこと、 第四に文芸の興隆をさすものだからです。 そして、この四つとも すでに宋の社会には顕著にみられるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年10月26日 12時48分32秒
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