カテゴリ:認識の歩み
武士道は、個々の武将が、 自分自身や臣下の勢力増大のために集めた軍団を、 戦(いくさ)に勝たせるため訓練し、 気塊(きはく)を教えこんでいる間に生まれました。 もちろん、戦いに勝った軍団は、 一定の領地を手に入れ、 農民たちから物納で租税を徴収しました。 世襲所有があたりまえになりましたが 獲得したものを守り抜くためには、 絶えず気を配って準備し、戦(いくさ)において、 個人であれ、集団であれ、 豪勇ぶりを示すだけの能力がなければなりませんでした。 その結果、違った軍事集団の者たちの間の抗争は、 すべて剣で決着をつける以外には方法がなく 絶えざる地域的な戦争がおこりました。 つまり、ある集団内の者たちが、 平和裡に自分たちの間だけで対立を解決することは 必ずしもできなくなったのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年12月01日 05時00分10秒
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