カテゴリ:認識の歩み
ポルトガルは、 一二世紀にイベリア半島の西端に建国された 小さな国ですが、一五世紀はじめから、 アフリカをまわってアジアへでるルートをめざし、 ちゃくちゃくと計画をすすめていました。 イスラームの天文学・地理学・航海術を吸収し、 いくたびにもわたる西北アフリカへの出航、 西アフリカや南アフリカへの試験的航海を経て、 ようやく一四九八年に、 有名なパスコ=ダ=ガマが、 アフリカの南端をまわり、 東アフリカ沿岸まで到達することができました。 つぎに、インドへの航路ですが、 さいわいにケニア沿岸のモンバサという港で、 アラブ人のイブン=マージという 水先案内人の援助を得て、 ついにインド南端の貿易港 カリカットへ到着できました。 ガマの一行は、 カリカットにしばらく滞在し、 いろいろ苦労しましたが、 ようやく売買の協定をむすぶことができ、 大量のコショウを積んで ポルトガルに帰還しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年08月28日 05時00分12秒
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