文芸評論と漫画評論

2008/06/11(水)22:59

許さざる者、笹本稜平著、途中経過

文芸評論(194)

今、読んでいるところ 入水自殺したと思われていた兄に、他殺の疑いが持ち上がる。 しかも、兄には、実父により、一億五千万円もの生命保険がかけれらていて、 その保険金は支払われたらしい。 弟と兄の元妻が、真相を暴くべく、弁護士とともに立ち上がる。 しかし、真相に迫るにつれ、仮借ない運命の歯車が、回りだす。 本書は、密度の濃い内容で、スリルもある。 後に出版される「サハラ」は、二段組長編で、展開が大変面白いが、 本書は、一段組みハードカバーで、人の内面のヒダにも迫る。 非常に面白い。 時を忘れて読んでしまいそうだ。

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