【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

フリーページ

2004年03月01日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
「見てないけど」と言うのはどう言うことだ、と思われるかもしれないですが。

 要するに僕は見てないんだけど、母が見て、それで母はたいそう面白かったと言うんですね。それで夕食の時にその話でけっこう盛り上がったんです。映画見ててこのシーンの意味が分からなかったけど、どう言うわけなんだろうと聞かれて、僕が小説ではこう言うことなんだ、と説明したり。

 いや~、指輪物語の事で話が出来て嬉しかった。母が相手じゃなくてもいいんだけど。厳密に言うと小説である「指輪物語」の話じゃなくて、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の話ではあるんだけど。けど、これは第一部、第二部を見て感じた事でもあるんだけど、かなり原作を忠実に再現しているようだから、この際そんな厳密に区別しなくてもいいんじゃないかと思う。

 母が映画を見ていて分からなかった点のうち最大の疑問点は、ラストシーン、フロド達がエルフの船で港から西に旅立つところ。母はあの舟はあの世に向かって旅立った、すなわちフロド達は死んだのだろうかと疑問に思ったらしいが、これは原作小説を読んだ僕にも答えにくい疑問だ。一言で即答は出来ない。

 「指輪物語」を読んだだけではなくて、関連書籍などを読んで得た知識で答えると、あの世界(中つ国、すなわち現在の地球)から西へ、エルフの舟でしかたどり着けない彼方へ旅立つと、ヌメノールと呼ばれる島があり、そこは苦しみの無い楽園なのだ。その地の住人は年を取ることも、寿命で死ぬ事も無い。そして、ヌメノールから中つ国へ戻る方法はないのだ。
 多少の誤解はあるかもしれないが、大筋では間違ってないはずだ。
 これを聞くと、「それってつまり死んだって事じゃないの?」と思うかもしれない。僕も書いててそう思った。でも、やはりこれは死んだということではない、のだ。だって舟で西に航海して、その先にある島にたどり着くのだもの。
 死んだ、と言う悲壮感が漂う言葉はふさわしくない。むしろ、生きながらにして神話の世界の住人になった、と言うのがふさわしいのではないだろうか。

 あと、母が疑問に思った点としては、アラゴルンはなぜ「さすらい人」だったのかと言う点。(原作の言葉で言うなら「野伏」。)これについては僕は、王となる資格を得るための修行だと答えたが、それで合ってるだろうか。ちょっと自信が無い。

 改めて考えてみると、「指輪物語」と言うのもけっこう説明不足な点がある小説だ。小説を読んだ時はなんとなく分かったような気になるのだけれど。でもまあ、そういうよく分からない点が想像の余地となっているのがこの小説の魅力のひとつなのかもしれない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年03月01日 23時24分51秒
コメント(2) | コメントを書く


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

BELM

BELM

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

 潟元疎@ Re:「ガンダーラ」(ゴダイゴ)の歌詞に「イン」は必要か?(12/21) 大変興味深く読ませていただきました。 お…
 gin@ Re:「メッサーラ」って何だ?(11/24) メッサーラはベン・ハー濃厚ですね。エゴ…
 http://buycialisonla.com/@ Re:キャプテンガンダムのプラモデルで思った事(01/12) cialis sex storyinstructions for cialis…
 きらきら星@ Re[2]:歌詞の続きが気になる!「日曜日の太陽」(ザ・ニュートラル)(08/09) BELMさんへ これは自殺した親友におくる歌…
 同じ疑問を持った人@ Re:「ガンダーラ」(ゴダイゴ)の歌詞に「イン」は必要か?(12/21) 多分「ガンダーラにいるのに、(それは昔イ…

© Rakuten Group, Inc.