海外移住資料館
横浜 桜木町駅から汽車道、ワールドポーターズ、新港サークルウオークを通り15分のところにJICA横浜があります。サークルウオークから見ると、パッシコ横浜、そして、カップヌードルミュージアム見えます。JICA横浜の2階に移住資料館があります。内容と展示物を考えると立派な入館無料の資料館です。でも、40分ぐらいいましたが、入場者は二人だけでした。日本の海外移住は100年以上の歴史を積み重ね、現在、海外で生活する移住者やその子孫の日系人の方々は250万人となっているそうです。写真の表記のように移住した方は76万人なんですね。透明の箱が積み重なってその数を表していますが、写真は正面から撮ったため、分かりにくいのですが、多い県から順は、1.広島県:109,893人2.沖縄県:89,424人3.熊本県:76,802人 でした。ハワイでのサトウキビの集荷状況です。右下にヘッドホーンがあって、ホレホレ節の解説が聴けます。ホレホレ節は、ハワイの日本人一世が生み出した労働歌で、歌詞の内容は、砂糖耕地での生活、男女関係、とばく、今後の身の振り方についての思案、ふるさとへの思い、など、当時の移民の生活に密着したものです。 ハワイの日本人移民の言語環境を反映して、日本語、ハワイ語、英語が入り混じった歌詞です。ハワイ 、 ハワイと夢見てきたが流す涙は甘庶(きび)の中行こか メリケン* 帰ろか 日本ここが試案の ハワイ国今日のホレホレ 辛くはないよ昨日届いた 里便り横浜*出るときゃ 涙ででたが今は子もある 孫もある「ホレホレ」とは、砂糖黍の枯れ葉を手作業で掻き落としていく作業を指します。 他の耕地労働に比べ比較的力がいらなかったため、これは主に女性の仕事でした。 炎天下での「ホレホレ」の作業の中で、ともに励ましあい、力を合わせるために、また少しでも気を紛らわせるために、即興的にいろいろな歌詞をつけて歌いこんでいったものなんですね。第二次大戦中の二世女性隊員の写真なども掲示されています。収容所の写真などもありました。大きな三面マルチスクリーンもあります。移民七つ道具が詰まったトランクの山、大工道具や化粧品、ミシンなどもあります。 携行品の中に、懐かしい白金カイロも詰まっています。 移住勧誘ポスターが・・・にほんブログ村