カテゴリ:出来事
JR福知山線の列車脱線事故はさまざまな要因が複雑に絡んで起こってしまった。
原因をまとめると次のようなことが考えられる。 ○運転手は過去にもオーバーランなどで訓告の処分を受けていたこと。 ○前の停車駅を40Mもオーバーランして、1分半ほど遅れてしまったこと。(車掌と打ち合わせで8Mのオーバーランとして報告していたことがわかった) ○遅れを回復しようと運転手がスピードを超過してカーブに入ってしまったこと。 ○あまりのスピードのために運転手がおそらく非常ブレーキをかけてしまったこと ○アルミステンレスボディのために軽量化とスピードアップと省電化は図られたが、脱線横転などでの横からの衝撃にはもろい筐体だったこと。 ○ATSが旧式のもので、スピードオーバーになると自動的に減速するような仕掛けではなかったこと。 ○JR西日本は他の関西私鉄と競争状態にあり、過密ダイヤで時間を遅らせると罰則規定になっていたこと。 ○特に快速電車が遅れると、待合いの普通列車や乗り合い先の列車に影響が大きくなることで運転手の焦りをよんだこと。 ○大阪人の気質で、なんで電車遅れとるんや!と怒鳴る関西人が多いこと? この間の東武線手動踏切事故の時もそうだが、列車の運行とお客さんのニーズに合わせること、そして事故を防ぐことの両立を一瞬の判断でおこなわなくてはいけない、世界一の鉄道過密ダイヤの日本鉄道マンは大変だ。 鉄道の楽しさは、先頭車両に乗り込んで、運転室と同じ展望映像を見ることが第1原則なのだが、鉄道ファンや鉄道運転手たちにとっても、かなりショックの大きい事故になってしまった。 とにかく、運転手の人為的ミスがあっても、運転手が居眠りをおこしても、速度オーバーになると自動的に減速するようなシステムを強制的に至急につけてもらいたいものである。お台場を走る「ゆりかもめ」は自動無人運転システムなのだから、やればできるはずである。 事故で亡くなられた方には心からご冥福をお祈りする。 あまりにもいたましい事故なので、これが天皇賞春の馬券には結びつかないことをあらかじめお断りしておく。もちろん淀の4コーナーのカーブにおいて外側にふられて落馬転倒するような悲劇のレースが起きないように祈るだけである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.26 20:25:34
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