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テーマ:ひとり言(81)
カテゴリ:ひとり言
様々な場面で応用できそうな事例を見つけましたので、ご紹介致します。 川崎市では、2005年7月に駐輪場の値下げをしました。 理由は無断駐輪や放置自転車の対策です。 つまり、川崎市は、「値下げによって放置自転車を減らせる」と考えたわけです。 放置自転車は、都市部の駅前では、長年に渡り、悩みの種になっています。 多くなれば、通行の妨げになりますし、危険も発生します。 そこで、自治体が撤去し、一定期間保管の上、処分することになりますが、この費用もかなりの負担になっています。 その費用を回収するために、撤去した自転車の返還手数料を高くすると、新たに自転車を購入する費用と差が少なくなり、持ち主が現れないケースも増えてしまいます。 実に、対策の難しい問題になっています。 値下げ直後、川崎市のある駅では、放置自転車が約3割減ったそうです。 勘違いのないように申し上げると、私は、ひとつの記事だけを見て、これを書いていますから、その記事の信頼性を確認していません。 また、すでに3年が経過していますから、以前の状態に戻ってしまい、効果が長く続いていないのかもしれません。 しかし、重要なのは、このような考え方だと思うのです。 違反などに対し、単純に厳しくするだけでは改善がまったく期待できない、というケースは、世の中にたくさんあります。 そんな時、別の方向に少し力を入れてみると、案外、効果が得られる場合があります。 例えば、放置自転車についても、折りたたみ自転車の普及を急ぎ、放置されてもあまり場所をとらずに済むようにしたらどうでしょうか? 26インチ自転車1台分の3分の1のスペースで折りたたみ自転車が置けるなら、通行の妨げにならないかもしれません。 また、軽くて持ち運べるなら、そのまま持って行ってくれるかもしれません。 調べてみると、タイヤ6インチ、重量6キロという小さい商品もあります。 コインロッカーのような形状であれば、改札口の脇に駐輪場を設置することにより、駐輪場が遠過ぎて実用的でない、という状況を改善できるのかもしれません。 皆さんの周りにも、力を入れる方向を少し変えることで改善できる課題があるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月17日 10時13分49秒
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