地球人スピリット・ジャーナル1.0

2009/03/29(日)12:18

上位15%に残る株式投資法とは

ネットワーク社会と未来(108)

地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく   ネット上のゲームではあるが、大手証券会社のバーチャル株式投資倶楽部というものに参加してからすでに7~8年経過している。実感としては株式投資のある程度のニュアンスはつかめたと言っていいかもしれない。ここでは100万円を架空の元手にそれぞれの株を買いながら半年の間にどのくらい資産を増やせるかというゲームが行われている。  約16万人程度参加していて、それぞれ思い思いに投資しているのだが、100万円という元手は多いか少ないかは微妙なところだ。かつては1000万円元手のバーチャルトレードもあって、そちらも参加していたが、どうも現実味がない。せいぜい100万円(といってもすごいぞ)程度が、ひょっとする自分にもできるかなと、ややリアリティがある範囲、というところだ。  このゲーム、いろいろな参加のしかたがあって、いくらかでも資産を増やそうというのが当然の参加姿勢なのだが、人によっては、いかにして早く破産するか、という逆投資を競っている人たちもいるので、現実のトレードとはまた少し違っている。しかしながら、儲けようと思っても、そうそう簡単には儲からない。株価の動きはリアルな市場に連動しているからだ。  さて、この半年間の私の成績を発表しよう。約16万人参加していて、その中でのランキングは、現在なんと上位から数えて約2万5千番だ。つまり、上位の約15%に入っているのである。これはすごいといわざるを得ない。少なくとも私的には快挙と言える。他の人々も、そろそろ私のアドバイスを素直に受け取るべき時に来ているかも知れない(爆)。  いつもの半年締めの結論は、私の場合、逆に下位から勘定して約15%くらいのところに入っているというのが、通常のパターンだった。まず勝ったためしがなく、損ばかりしている。無難なところを狙っていくから、そうそう大きくは負けが込まないのであるが、半年経過してみると、元手100万円が、90万円~85万円に目減りしている、というのが、ほとんどだった。  しかるにである。今回私は、上位15%のランキングに食い込むことができたのである。これを快挙といわずして、何を快挙と言えばいいか。すごい。われながら、腕をあげたものだ。さて、今回はなぜに勝利したのであろうか・・・?   昨年度後半の半年は、割合好景気だった。私も10%程度の利益を出していた。つまり、去年10月からスタートして今年の1月頃までは100万円の元手が110万円くらいで推移していたのである。つまり3ヶ月くらいで10万円のもうけだから、月に3%の運用だ。これがこのままいけば、年間30%超のすごい儲け、ということになるはずだった。だが、それはHモン逮捕で、一気にくずれた。3月末で締めてみれば、いつもの85万円程度で終わっていたのである。  この事実はある意味、私に悟りをもたらした。やってもやっても儲からない。バーチャルとはいえ、この株式投資。まったく株を買わずに、現金で持っていたら、どうなるんだろう。そう、この半年はこの作戦で来てみたのだ。つまりこの半年、株の売買ゼロ。この作戦が当たった。ついに上位15%のランキングを残すことができたのである(笑)。  そう、疑問はもっともなことだ。上位ランキング15%とは言え、手元にあるのは100万円ぽっきり。なんの儲けもない。つまりは、バーチャル株で利益を出した人は15%のみ、あとの85%の人たちは損失を抱えてしまっているのである。もちろん30%以上の利益を出している人たちも0.5%程度はいる。しかしながら、それは200分の1の確率だ。損失をこうむるリスクを抱えながらの確率0.5%の30万円の利益というのは、どの程度のありがた味があるのだろうか。  一般にネットでやって見たいことの中で、かなり上位にはいるだろうと思われるネット・トレードだが、実際にやっている人たちは、どれだけの利益を上げているのだろう・・? 市場の動きを見ていることは、世の中の動きを見る上では大変興味深い作業だけど、こと資産を増やすという意味では、なかなか思い切って参加できない、というのが、今のところの私の実感である。ちょっと消極的ではあるが、今のところは、こんな結論しかでてこないのだ。

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