2009/02/10(火)23:50
インターネットは誰のものか 崩れ始めたネット世界の秩序
「インターネットは誰のものか」 崩れ始めたネット世界の秩序
谷脇康彦 2007/07 日経BP社 /日経BP出版センター 228p
★★★★☆
インターネットを分析する本は多い。一般論的は本はだいぶ読んできた。だけど、この本の特徴は、書いている本人が、総務省総合通信基盤局料金サービス課長、である、ということだ。このポジションがどれだけの重みがあるものか、どれだけ実行力のある人物なのかはしらないが、このように身分を明かして一冊をものするのは、なかなか面白いかも。
トラフィックを減らすために、P2Pの活用を説いているが、このあたりも共感する。技術的なことについては私はまったくのシロートだが、P2Pは、逆にトラフィックを増やしている、という可能性もある。下手にあっちこっちとうなづいてばかりもいられないが、この一冊は、どこか中立的で良心的な一冊だと感じる。
07/10/21<再読>