2008/09/10(水)14:31
ア・カップ・オブ・ティー
「ア・カップ・オブ・ティー」 オショー・ラジニーシ初期書簡集
OSHO スワミ・プレム・プラブッダ/訳 スワミ・アナンド・ソパン/訳 1989/07 めるくまーる 367P
No.943★★★★★
茶つながりで、こちらの本も出しておこう。ほとんど自分では本を書くことのなかったOshoだが、ごく初期においては、周囲の人々に自筆の手紙を送ることがあったようだ。決して長くはないが、ひとりひとりに対する敬意に満ちた文面だ。まさに茶室における、心を込めた一杯のお茶に喩えられるべきメッセージと言えよう。 Oshoのもとにあっては、しきたりや作法などというものは、ほとんどないに等しい。あるとすれば、それは外見的なものより、内面から自然に湧き出てくるものが優先された。彼のアシュラムにおいての茶の湯の集いなども、指導する人はともかくとして、客人たちは思い思いの敬意の表し方で、その場に参加した。しかし、まさにそれこそA Cup of Teaだったのではないかと思う。 久しぶりにこの本をめくったら、以前にあのSNSで話題になった時、一つだけ必要箇所に付箋をつけていたようだった。そこをメモしておく。Love
あなたはわたしの「十戒」を教えてくれと言った
これはたいへん難しい
わたしはいかなる種類の戒律にも反対だからだ
それでも、ほんの余興のつもりで次のようにまとめてみた1、内部から来るもの以外どんな命令にも従うべからず
2、唯一の神は生そのものである
3、真理は内にある、それを他のどこかに探すべからず
4、愛は祈りである
5、空(くう)は真理への扉である
それは手段であり、目的であり、達成できる
6、生はいまここにある
7、完全に目覚めて生きよ
8、泳がず、浮かび漂うべし
9、一瞬ごとに死に、一瞬ごとに新生すべし
10、探求をやめよ、在るところのものは在る
立ち止り、そして見よ p135