2010/04/01(木)06:57
現代の哲学 <1>
「現代の哲学」 <1>
木田元 1991/04
出版社: 講談社 文庫 248p
No.956★★★☆☆
木田元、偶然、新刊コーナーで手に取った本「反哲学入門」が面白かったので、自叙伝やその「反哲学史」なども読んでみた。しかしまぁ、哲学は哲学である。腐っても哲学、簡単であるなんてことはなにもない。この「現代の哲学」は、木田の原点に位置するような、20世紀の哲学をまとめたのがこの一冊である。入門書の入門書にあたるのか。
この本を読みかけながら、ふと思った。哲学について思いをめぐらせるなら、まずはソクラテスとニーチェは落とすことはできないだろう。それからそれから、と思いつつ、Oshoの「私の愛した本」を思い出した。そういえば、Oshoは大学で哲学を学んだのだったし、のちには哲学の教授もやっている。彼なりのガイダンスがあるはずだ。あの本の中では168冊の本が紹介されているが、その中でいわゆる「西洋哲学」畑に属していると思われるのは17冊。約一割である。
「ツァラトゥストラはかく語りき」フリードリッヒ・ニーチェ「ソクラテスの弁明とその死」プラトン「ピタゴラスの『金言詩』」ピタゴラス「権力への意志」フリードリッヒ・ニーチェ「存在と無」J・P・サルトル
「存在と時間」マルティン・ハイデガー「論理哲学論考」L・ウィットゲンシュタイン
「ハシディズムの話」マルティン・ブーバー「我と汝」マルティン・ブーバー「資本論」カール・マルクス「共産党宣言」マルクス & エンゲルス「西洋哲学史」バートランド・ラッセル「哲学探究」L・ウィットゲンシュタイン
「哲学的考察」L・ウィトゲンシュタイン「プリンキビア・マテマティカ」ラッセル & ホワイトヘッド
「詩学」アリストレス「倫理学原理」G・E・ムーア
「ヘラクレイトスの『断片』」ヘラクレイトス
「精神の運命」ウィリアム・S・ハース
「一次元的人間」H・マルクーゼ
このカテゴリは「スピノザ」で書き進めているが、「OSHOmmp/gnu/agarta0.0.2」カテゴリとの境界域として、これらの本を読み進めてみるのも面白いかな、と思い立ったので、なにはともあれ、リストアップだけしておく。
<2>につづく