地球人スピリット・ジャーナル1.0

2010/02/26(金)09:29

OSHOの超宗教的世界<17>

osho@spiritual.earth(108)

<16>からつづく 「OSHOの超宗教的世界」 <17>トランスパーソナル心理学との相対関係 玉川信明 2001/04 社会評論社 単行本 283p  当ブログ、現在は、クリシュナムルティとグルジェフの読みなおしモードに入っているが、そのきっかけを作ったのはこの本である。必ずしもこの両巨頭に深く言及しているわけではないが、当ブログにとっては読みなおしのよい機会であった。両巨頭についてはもうすこし追っかけが続くのだが、こちらの本はそろそろ、一回ソーカツしておかなくてはならないと思う。 テーマは「トランスパーソナル心理学との相対関係」であるかぎり、そちらとの併読作業ももうすこし続けなければならないのだが、しかし、すでに「ガイドブック」的理解に対する対応はすでに終わったと考えることもできる。現在は、「エスリンとアメリカの覚醒」を読みすすめているところだが、こちらは読み進めるのに一苦労するところがあり、当ブログの残りのエントリーの中で完了する可能性は低くなってきた。 しかし、玉川にとってのトランスパーソナル心理学とは、ケン・ウィルバーとスタニスラフ・グロフが代表的な指標であってみれば、「エスリンとアメリカの覚醒」の中から、グロフを拾いだし、残りのグロフの著書と付き合わせれば、それで一応の一段落と言える。もっともケン・ウィルバーについては、現在「インテグラル・スピリチュアリティ」を読みこみ中だが、すでに玉川ワールドとも、Oshoワールドとも、ウィルバーはある一程度の距離感ができているので、当ブログの最終章に向けての読み込みには、特段にふさわしい、ということではなくなってきている。 さて、当ブログ、現在のところ、「OSHOを理解するための総括的観点」、「 瞑想による自己超越の世界を説く」、  「 この地上においていかに生きるか?」という三つのカテゴリを同時同質同量的に進行させているが、もともとはこの玉川本の章建てのタイトルを借りている。本来は、「OSHO@Earth.Spirit 0.3」、 「 Integral」、「 Agarta-David」というカテゴリ・タイトルが正しいのだが、玉川本のコンセプトを借りた進行を試みてきたのだった。 玉川本が「ガイド・ブック」である限り、旅本来は、そのガイド・ブックから目を離し、直に自らの目でみるところから始まるものだろう。この辺で、玉川ガイドには厚く御礼を述べ、次第に分かれを告げることとする。  「OSHOを理解するための総括的観点」=「OSHO@Earth.Spirit 0.3」、このテーマでいえば、当ブログの進行上、一番役立ったのは、「私が愛した本」と 「英知の辞典」だった。最近は「21世紀への指導原理OSHO」へと関心を移しつつあるが、それは、最終カテゴリ「21th Category」へつなげるための準備である。そういう意味では、「魂の螺旋ダンス」 や 「現代社会とスピリチュアリティ」も役立ってくれそうなのだが、いまのところは展開の予想はつかない。 「瞑想による自己超越の世界を説く」=「 Integral」カテゴリについては、「オレンジ・ブック」、「瞑想-祝祭の芸術」、「新瞑想法入門」、「瞑想--内なる世界への扉」などに集約されているので、特段に不足は感じないし、ネットでも十分にそのガイドを得ることができる。また、トランスパーソナル心理学的セラピーについては、「エスリンとアメリカの覚醒」をもうちょっとだけ読みこむつもりではいるが、ほぼ結論はでている。とにかく「ブッタたちの心理学」に到達するまで、心理学の幼年期はしばらく続くのである。 「この地上においていかに生きるか?」=「 Agarta-David」カテゴリこそは、「21th Category」へとなだれ込むメインテーマとなるはずである。最終カテゴリの仮名称は、こちらの玉川本の章建てのタイトルをもじって「ゾルバ・ザ・ブッダと具体的社会構想」となるはずである。本来のタイトルは「OSHO2.0」とでもしようか。そちらでは、「ニュー・マン」や「黄金の未来」に触れることになるだろうが、話題は旧聞に属するので、自らの関心を持続させるには、なにかひと工夫必要となるだろう。 忘れていたが、「私が愛した本」は、歯科椅子シリーズの中の第三作であり、第一作と第二作は「狂人ノート」、第四作の「ゴールデン・チャイルドフッド」の中の一冊であることはメモしておかなくてはならない。また日本語版「英知の辞典」は、英語版「The Book: An Introduction to the Teachings of OSHO」 三冊分冊の独自編集版であることも要メモである。ただし、どちらも、当ブログにおいては、単独でも大いに役立った。 これで玉川本については、簡単なソーカツとしておく。あと数度振り返ることになるだろうが、とりあえずここで、貴重なガイドブックだったことにあらためて感謝しておきたい。<18>につづく

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