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いつからか、「裏ラベルに製菓用に限ると書いてある」というお問合せをいただくようになったのですが、ショージキ申し上げますと、なぜなのかワカリマセン。(←出た
いつだったか、どこかのなにかのシリーズが入荷する際、そのシリーズについての表が回ってきたのですが、英語(?)だったのでよく分からず次の人へ。 あとから「アルコールが高いから、裏ラベルを変える」と情報が。 「なんでアルコールが高いといけないんだろ?(スピリタスはどうなるんだ?)」とは思ったものの、そのままお客様にお伝えしていました。 でも、ど~しても引っかかるので、“アルコールが高いから-”をヒントに調べてみました。 なんと、アルコールはアルコールでも、毒物のメチルアルコール(メタノール)だったんです! 「うちヤバいもの卸してるよーー!!(((*_*)))」とビビりながら調べたのですが、メチルアルコールというのは果物などの皮に含まれているペクチンが分解されてできるそうで、皮ごと使って造るお酒はメチルアルコールを含んでしまうとの事。 そして、日本はメチルアルコール含有量の上限が欧米諸国より低く、検査が厳しいそうです。 メチルアルコール含有量最高限度:食品衛生法上では1000mg/l(国税庁のホームページより) 検査体制:ブランデーを除き、特段の事情がない限り初回の輸入のみメチルアルコールが含有されていない旨の検査または確認を行い、2回目以降の輸入については6ケ月以上期間が空いていてもメチルアルコールの検査等は実施していない。ブランデーについては未だメチルアルコールが検出されることがあり、その原因がその製造の過程において生成されることが判明していたことから、今後とも検査が必要と考えているが、この場合でも全てのブランデーについてではなく、過去においてメチルアルコールに関し違反があったものについてのみ検査を実施し、違反がなければ6ケ月間は何回同じブランデーを輸入しても、その検査成績を有効とし、輸入手続きの簡素化を図っている。(OTOのホームページより) OTOというのは、Office of Trade and investment Ombudsman=市場開放問題苦情処理体制という内閣府が事務局となっている公の機関で、国内外の企業からの輸入などに関する苦情に対処しているのだとか。 OTO…初めて知りました。(-.-) メチルアルコール含有量上限は、要するに1Lあたり1gなんですね。 他国の上限を調べることができなかったので何とも言えませんが、致死量は100%メチルアルコールで30ml~100mlだとか。メチルアルコールというのは水に溶けやすい性質で、粉末の状態で見る事はあまり無いそうなので、グラムで表すなら30ml=30g? 日本のメチルアルコール上限が1000mg/lだから……算数苦手(((*_*))) “ブランデーについては未だ-”と書いてあるということは、最近ではメチルアルコールはあまり検出されないものなんですね。それが、あのシリーズでは見付かったので断り書きをしたのでしょうか? しかし…なぜ製菓用限定? こんな(↓)ラベル見た事ありませんか?マールやグラッパなどのブランデー系に見られるようです。 あ、弊社では(有)ウィックさん輸入の洋酒を扱っております。お問合せお待ちしております~m(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月23日 16時43分11秒
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