|
カテゴリ:カテゴリ未分類
上チビさんを近所の歯医者に連れて行く。
もう虫歯は治っていて、3か月に1度の定期検診みたいなやつ。 ここは小児専門の歯科なんだけど、ちょっとしたテーマパークになっている。 どうやら魔法学校を基本のイメージにしているみたい。 入口を入ると、あたりは薄暗くさまざまな電飾が煌めくなか、出てくるのはドレスを着た受付のお姉さん。 子供たちが遊べる本格的なプレイルームでは、ピアノの生演奏が「アナ雪」を奏でている。 その奥では当てものに興じたり、お土産を選んでいる子供達。 子供や保護者への対応も完璧。 すごいなー、と感心する。 子供が「また行きたい」と本気で言う歯医者は、全国広しといえどもここを含めて数えるほどしかないと思う。 待合でボーっとしてた時、なぜか広島にいた時の事を思い出した。 あるゲームセンターでアルバイトをしていたんだけど。 なぜかその職場が、ある有名なマルチっぽいのをやってる人で占められてた。 その人たちは口々に「夢を実現しよう、夢に向かって」みたいなことを目を輝かせながら言ってて、僕はその人たちが気味悪くてしょうがなかった。 そして今、その気味悪さの正体が少し見えた気がした。 そう、いい年齢をした大人が「夢」というキーワードを使っていたのが気味悪いのだ。 大人になると現実を知り「夢」というものは少なくなっていく。 もちろん夢を持つのはとても良いこと。 でも、大人であればそれを「目標」に置き換えていかなければならないと思う。 計画と実行のない「夢」は本当に「ただの夢」になってしまうと僕は考える。 お金を稼ぐ一番効率のいい方法は、システムを作り上げる側に立つこと。 コンセプトをしっかりと作り上げ、オンリーワンを目指して努力と研鑽を続けるこの歯医者と、 マルチの子ネズミ。 あまりに分かり易い対照的な両者。 なんとなくそんな事を考えていると、低い天井に頭をぶつけた。 どこまでも子供の側に立った作りになってる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年01月09日 18時54分05秒
コメント(0) | コメントを書く |