淡水魚「クニマス」の標本展示始まる
絶滅視されながら昨年12月、70年ぶりに生存が確認された淡水魚「クニマス」の標本展示が1月14日、京都市左京区の京都大学総合博物館で始まりました。 クニマスは秋田県の田沢湖に生息した固有種で絶滅したとされていましたが、昨年に山梨県の西湖で約70年ぶりに発見されました。 もともと生息していた秋田県の田沢湖のクニマス9個体と、新たに確認された山梨県の西湖のクニマス9個体を展示、発見の経緯もパネルで紹介しています。 生存を確認した京大の中坊徹次教授(魚類学)は「偶然に偶然が重なった発見。日本にはこんな魚がいるんだということを感じてほしい」と話しています。 淡水魚「クニマス」の標本展示は、「クニマス―70年ぶりの生存確認―」と銘打って、京都市左京区の京都大学総合博物館で、1月14日から1月23日まで開催されています。