こんにちは！　甘いものが大好きな「カモシカ系男子」で～す


じつは、滋賀県はおいしいお菓子の宝庫なのです
その中には、滋賀だけでしかない珍しいお菓子もあります。
今回は大津南部にのみ生息する「お菓子の固有種」を紹介します



紫式部で有名な石山寺で～す。この門前には……
瀬田川で採れるセタシジミを使った名物があります



【琵琶湖・瀬田川にしかいないセタシジミ（固有種）】



名物の炊き込みご飯「しじみ飯」のお店が並んでいます。寛政11年（1799年）創業だそうです

でも、「しじみ」が石山の名物となったのは、そんな新しいことではありません
なんと、今から約7000年前（縄文時代早期）からシジミは名物（）だったのです。

しじみ飯のお店の隣の隣にある石山寺駐車場ですが…


【画像右奥に妙なオブジェがあります…必見！】


この下には大量の貝殻に混じって縄文土器や石器などが出土する石山貝塚が埋まっています。
このような貝塚は、瀬田川に沿って石山貝塚、螢谷貝塚、粟津貝塚などが知られています。



大津南部の人々のDNAに深く刻み込まれた「しじみ」がお菓子になったもの

それが「しじみ飴」です


【左：鼈甲しじみ（鶴里堂）　中：まめらく勢多志じみ（鶴里堂）　右：しじみ飴（大家）】　

しじみ飴には、セタシジミの貝殻の形を忠実に再現したものや、蜆の殻に似た褐色のニッキ味のものなどがあります。

大津・瀬田・石山を訪れる際には、是非、お土産に～

（教育委員会　文化財保護課）