『山獄小説』(シリアス)
※修学旅行先で突発的に出来た作品です。パラレルです。 戦争時の山獄だとお思い下さい。 また、六条の知識のみで作成したので、間違っている部分があるかもしれません。 それでも よいなら、このまま下へどうぞ。戦争が厳しくなってくると 学生でも戦地に送り出された18歳の俺も例外ではなく、学生兵として 戦地に駆り出された一人だこの手で人を殺す・・・そう思うと胸が痛かった例え 敵だったとしても同じ人間だし、相手にも家族や友達、もしかしたら 恋人だっているのかもしれない・・・そう思うと・・・人を殺すのは躊躇っただから 俺はなるべく腕や脚を狙って撃ったそして 捕虜として敵国の奴らを捕まえていた(そんな考えが甘かったのかもしれない・・・)そんなある日 俺は戦地で彼に出逢った俺の部隊よりも先に戦地入りしていた部隊の隊員の一人に彼はいた彼を初めて見た時 その容姿には驚いた光り輝く銀髪に 雪のように白い肌桜色の柔らかそうな唇に 若葉のような翠の瞳後で知ったが 彼は伊太利亜人の血が通ったクォーターだったその容姿は 敵国の奴らと似ている部分が多すぎて、他の隊員たちからは忌み嫌われていたけど 俺は違っていたもっと彼を仲良しになりたいと思ったもっと彼について知りたいと思った(そのとき 俺はこの気持ちが何なのか知らなかった・・・) -茜色-「ごーくーでらっ♪」このところ 毎日のように俺の会いに来る男短い黒髪に日に焼けた浅黒い肌俺よりも10センチくらい高い身長に 闇のような漆黒の瞳伊太利亜人の血が通ったクォーターの俺とは違い、純日本人の男の名前は山本武主に戦場で武器を持って活動する俺の部隊 第13部隊に対し、こいつ・・・山本の第16部隊は 主に俺の部隊の助手として、後ろから手助けする部隊だ元々第16部隊は学生兵の集まりで 本来なら学校で勉強している奴らが多かったけど 日に日に厳しくなる戦争に ついに国が学生までも戦地に送ったのだ山本も また学生で 年はまだ18歳だと言っていた俺よりも6つも年下の山本は 俺にとっては今では弟のような存在だった人懐っこい笑顔は 他の隊員達や上官から好感を得ていた最初は 俺の見た目の珍しさから話しかけているんだと思ったが・・・いや、きっと山本の奴も初めはそうだったのかもしれないけど 段々山本と話しているうちに、こいつは俺と仲良くなりたくて話しかけてくれてるんだと分かったそれが・・・俺にとっては すごく嬉しかったこの容姿で 隊員の殆どの奴は俺の事を忌み嫌っていた敵兵と殆ど変わらない容姿・・・この容姿は生まれた時から 俺の障害となっていた母親は日本人と伊太利亜人との間に生まれた、言わばハーフと言う混血人だ父親は 元々有名な貴族の御曹司で 母親はその家の専属演奏家の一人だった父親は母親を人目で気に入り、やがて母親も父親の熱意に応え、そして 俺が生まれたしかし、父親はこのときすでに既婚の身であった母親と出逢う前に 親の勧めで結婚した女性がいたしかし その結婚は親が自分の会社の拡大を狙ったもので“政略結婚”というものだった貴族の御曹司と異国の血が通った女との間に生まれた子供を 父親の両親は許さなかったそして・・・母親を母国に強制送還させたその見返りとして 俺は父親の家で育てられたそして俺が8歳の時、俺はその事を知って家を出たそれまで 一度も外に出たことがなかった俺は 殆どを屋敷内で過ごし、父親に与えられたピアノという楽器を演奏していた俺が演奏するたびに 継母は眉間に皺を寄せ、俺を影で殴ったり蹴ったりしていたけど 父親は俺が演奏するたびに 懐かしそうに・・・そして愛おしそうに俺を見てくれてたそれが嬉しかった だから俺は頑張ってショパンやシューマンなどの曲を弾いたけど 俺が演奏するたびに父親の目が愛おしくなるのは、俺の背後にいる女性・・・元・専属ピアノ演奏家の母親の姿を思い出していたからだと分かった時、俺は 酷く父親に裏切られたように錯覚を起こし、未知なる世界へと飛び出したそれからは・・・口にも出したくないおぞましい記憶しかない・・・今お世話になっている、ヤクザのおやっさんに逢わなかったら俺は・・・きっと生きていなかっただろう・・・「獄寺・・・?どうした?具合悪いのか?」俺の反応がなかったせいか、山本が心配そうに俺を見ている年下に心配されるようじゃ・・・俺もまだまだダメだな、そう思い自嘲したそんな俺の表情を見た山本は 泣きそうな顔で俺の頭をそっと撫でてくれた山本の手は大きくて温かくて 低温な俺には温かすぎたけど 俺は山本の手が好きだった俺の頭を撫でていた掌が やがて頬を撫でた微かにくすぐったい感覚に 俺はクスリと笑ったすると 山本は嬉しそうに微笑むんだ喜怒哀楽の激しい奴って思う・・・けど なぜだろう、一緒にいるとこんなにも心が落ち着くきっと・・・山本が俺に初めて ぬくもりと言う温かさを教えてくれたからだこんなにも温かいぬくもりを 俺はもう手放したくないだから・・・山本の耳には入らないで欲しいきっと山本が知ってしまったら・・・俺の過去や今の事を知ってしまったら・・・きっと山本は俺から離れていく汚らしいものとして 俺を見下し、やがて白い視線を俺に向けるだろう・・・もう失いたくないんだ、そう何もだから・・・だから どうかこのままずっと傍にいさせて・・・- End -□□□□□□□□□管理人の戯言○続きます。あと3話くらい続きます。韓国に修学旅行で行ったのですが・・・うん、独立記念館とか戦争記念館とかに行って、本当に日本人がしてきた酷いことを痛感しました。以前 家族旅行で広島に行ったことがあるのですが・・・そんときは被爆側で、どちらかと言えば被害者扱いの事が多かったのですが、今回は反対で 日本が加害者側のを見てきたって感じです。あー うまくいえないけど、これだけは言えます。過ちは忘れるのではなく、教訓にするものである。ということです。忘れたり隠したりするのではなく、その過ちを悔いて二度と繰り返さないって事が一番大事だと思いました。あー もう眠いんで寝ます、続きは後日。