2023/01/25(水)14:14
保育士をめざす方へ 保育士試験突破への一助~その⑧「保育実習理論」
<これを読んでいるすべての受験生へ>
この記事は、試験問題の解説ではなく
私が実際に受験した「2022年後期保育士試験:筆記」
の実際の受験時の脳内の思考をできる限り再現して
正統派とは言えないまでも、なんとかして
「あと1問」「あと5点」を掴み取る為の一助になれば・・・
という思いで記載しております。
あくまでも、我流の点の取り方であり決してお勧めできる
方法では有りませんが、試験本番で窮した時に
脳の隅っこに有ったこの記事の一部が発動されて
見事正答に辿り着くことを願ってやみません。 ~かむ太郎~
2022年後期保育士試験:筆記
第8科目:保育実習理論
実際の問題は、ここ⇒「保育実習理論」
【問1】~【問6】
は、音符も読めない私は
最初から、この6問は「捨て問題」です。
まぐれ当たりで「1個」正解できれば上等!
で、結局まぐれで「問2」のみ正解。
とは言え、この後は「14問中11問正解」
という結果でしたので、この「まぐれ当たりの1問」
は、全体の合否に多大な影響を及ぼしたわけです。
(「5択」の問題を6問・・・だから、確率的には
平均して「1.2問」正解する計算なので、
順当、と言えば順当で、勘の鈍い私としては、上出来。
「1.2問」が「切り上げて2問」とならぬところが
ま、私らしい・・・と思ってます。)
【問7】
「A」「事物:玩具」=「60:40」
「B」「創造性:発見」=「60:40」
「C」「素材:教材」=「65:35」
ぐらいの○×感覚で、
答えは・・・「2」とした。(正解)
【問8】
「A」文脈から、「指=×」「腕=○」と判定。
「B」「弓なりに」とあるので、
「輪郭(線):弧(線)」を「40:60」
「D」は「フィンガー・ペインティング」ではない!
(かと言って、「スクリブル」って何よ?)
と判断して、「×」とした。
答えは・・・「3」(正解)
【問9】
「A」「牛乳パック+水」か「牛乳パック+小麦粉」
一緒にミキサーに入れるのなら、「ア:水」が不可欠?
「B」「入れてすく」とあるので、「ウ:ボウル」よりも
「エ:すき型枠」の方が良さそう。
この時点で、選択肢は「3」しか残らない。
念のため検証をすすめる・・・
「C」「水気をきる」には、「カ:ガスバーナー」より
「オ:タオル」でしょ?相手は園児だし・・・
「D」「○○を当てて乾かす」のなら、「ク:金網」より
「キ:アイロン」じゃないか?相手は園児だけど・・・
答えは・・・「3」(正解)
【問10】
マイ・ルール(単独で出てくる単語は外す)に従い
選択肢「2」「3」は除外した。
「A」は「色相」だと思うが、
「○度60」ぐらいなので一旦保留。
「D」は「緑みの青」と「緑」の間なので
(両方の色を混ぜるとどうなるか・・・)
「空色」よりは「青緑」と決めれば
「A=色相」とも矛盾しない!
答えは・・・「5」(正解)
※マイ・ルール
選択肢の中で、ひとつしか出てないものは
基本的に外す。
何故なら、もしこのひとつの単語で正解に至る
としたら、他の選択肢が即座に消えて
「秒殺」で正答に至るから・・・
とは言え、この「秒殺」で正答できる問題も
年に1~2題はありそうなので、
最低限の吟味は不可欠。
その上で、他の要素での「迷い度」が同等であるならば
はじめてこのルールが発動されるべき。
この【問10】の場合は
解答選択肢「2」の「A:純色」
解答選択肢「3」の「B:純色」「C:混色」
【問11】
「4」「保育士がお話を決め・・・」の記述が
「×度70」
後の選択肢には、特に不適切表現は見つからず、
答えは・・・「4」(正解)
「不適切をひとつ」は、突っ込み項目を見つければ
比較的正答に結び付きやすいので、
「適切なのをひとつ選べ」よりは、やりやすい。
【問12】
これは、じっくりしっかり頭の中で
順番に組み立てれば答えに辿り着く。
時間をかけてでも、確実に正解すべき問題。
答えは・・・「5」(正解)
【問15】
「D」は、逆だと思うので「×」と判定。
「D=×」と確定するだけで、
残る選択肢が「2」か「5」の2つのまで絞れた。
吟味すべきは、
「A」「B」「C」すべて「○」の「2:○○○×」か
「A」「B」「C」すべて「×」の「5:××××」か?
「A」「B」「C」すべて「×」とする根拠が見当たらず
なおかつ、「ABCD全部×」への尻込みから
答えは・・・「2」とした。(正解)
【問16】
「A=×」「B=○」「C=×」と判定したが、
該当する選択肢がないので、
それぞれの「○度」「×度」を
「A:×度90」「B:○度80」「C:×度60」
「B=○」は確定として、「A」と「C」の比較。
「×度90」の「A」を「×」と判定。
「C=○」に変更すると
選択肢「4」が浮上(をを!正解!)
【問17】
「A:○」「B:○」「C:○」「D:×」と
すんなりと判定できた。
選択肢にも「○」「○」「○」「×」が有り。
・・・が、ここは慎重に・・・
「全部○」を避けるため、思考回路が自然に
「○○○」と来た最後を「×」にしようと
変なバイアスがかかってないか、疑いの心で
「D」を再吟味・・・やはり「D=×」ぢゃ!!!
おーけー!答えは・・・「2」(正解)
【問19】
「B:×」「C:○」は、すんなり判定。
残る選択肢は、「3」「5」
どちらも「D」は「○」となっているので
「D=○」なんでしょうな。
ま、「D=×」にする理由もなさそうだ。
吟味すべきは、「A」が「○」か「×」か?
「×度70」と判定し、
答えは・・・「5」(正解)
【問20】
これは、即答でした。
選択肢「2」
「ひとりで解決させる」と有るが、
そもそもこれが出来ないから困ってるんじゃないの!
で、ありがたいことに
「最も不適切なものを一つ選べ」なので、
迷わず「2」・・・としたいところだが、
念のため、他の選択肢を
「×ぢゃねぇのか!」と
強めのバイアスをかけながら吟味・・・
それでも、「2」以上に「×度」の高いのは無し!
「スーパービジョン」はよくわからないが・・・
やはり、答えは「2」・・・(正解!)
捨て問題の【問1】~【問6】で、
まぐれ当たりの「1問」があったおかげで
「保育実習理論」も「60点」でギリギリクリア!
全科目の詳細は、
「保育の心理学」 60/100
「保育原理」 60/100
「子ども家庭福祉」 65/100
「社会福祉」 60/100
「教育原理」 30/ 50
「社会的養護」 35/ 50
「子どもの保健」 60/100
「子どもの食と栄養」65/100
「保育実習理論」 60/100
合計:495点/800点満点中
(しかも「全員正解5点」有り:実質490点)
理論上の最低点は480点なので、
おそらく、「一発合格者」の中では
かなりダントツの「低得点」だと思います。
それでも、思考回路を振り返ると、
「まぐればかり」ではなかった、
と感じています。
単純に「知ってるか」「知らないか」だけを
問われる問題ばかりならば、
もっと低い成績だったでしょう。
アメリカの大統領選挙のような感じで、
ある州の選挙人の得票率が
たとえ「51:49」でも
その州の票は「100%」獲得できて、
「ここ一番」の大票田でたとえ「1%」でも
上回れば、そこの票をごっそり獲得して
後の集計で、「すべての得票数」が判明した時、
実は、敗れた候補の方が得票率が多かった、
というケースも有ります。
2000年は、
ゴア:51、ブッシュ:50.5
なのに、勝ったのはブッシュ。
2016年に至っては
ヒラリー:65.8、トランプ:62.9
なのに、御存じの通りトランプが大統領に。
自己採点をし、こうして振り返ると
選択肢のひとつひとつだけを取り上げると
付け焼き刃の僅かな知識では
到底、デジタル信号的に「100:0」で
「○」「×」を判定することは、困難でも、
アナログ的に、「51:49」なら
「100:0」にしちゃえ!
という感覚で、僅かばかりの知識量をフル活用し
地道に吟味して、少しずつ選択肢を
絞っていけば、多少なりとも
道は開けてきます。
保育士試験に限らず、全ての資格試験
共通テストなど、「選択式・択一式」問題には
ある程度の「実力+α」が見込めるかと・・・
勘の悪すぎる私ですから、
少しでも「50:50」「えいや!」を
避けるべくこうして工夫しております。
「5択」で「1/6」しか当たらない私より
平均的に「1/5」あるいはそれ以上の
「勘の良さ」を持ち合わせている方は
もっと、高得点を狙えると思います。
「5択試験」に臨む際にいつも考えることは
10問中、5問確実に解答できれば、
残り5問は全部「1」にマークして
「まぐれの1/5」をゲットすれば
60点獲得!
もう少し勘(運)が良ければ
10問中、4問確実に解答して
残り「2/6」をゲットできれば
それでも、60点獲得!
今回の場合は、
10問中、1問はかなり確実にゲット!
残り9問中、2問は「1個決め打ちで残り吟味」
で、なんとかゲット!
更に残った7問は
「決め打ち吟味⇒比較して再吟味」で
2問ゲット!
足りない1問分は、「完全まぐれ」
「よくわからんが何となく」
そして、「神風のごときラッキー」によりゲット!
最後の「神風」は本当のラッキーですが、
「完全まぐれ」に対してもその「1問」を得る為に
「5問」は犠牲にしていますし、
吟味するのも、それなりの理屈を積み重ねて
「9問中4問」程をゲットしています。
よほど勉強した受験生以外は
「すべての選択肢を確実に正誤判定」
などできません。
「1/5=20%」の確率を
ひとつひとつ吟味して、削ぎ落すことで
「1/4=25%」の確率
「1/3=33%」の確率
「1/2=50%」の確率
にまで絞り込み、最後は、
残った選択肢のそれぞれの「○度」「×度」を比較し、
少しでも、高い方に賭けるしかありません。
伝えたいことがどれほど伝わるかは不明ですが、
全ての受験生が
「1点でも多く」とれますように・・・