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※今回は、ウルサイ音楽には違いないですが、HM/HRからは離れている音楽です。 まず、アフロビートというよりフェラ・クティの音楽には大きな特徴がある。 第1に、1曲1曲が非常に長い事。 そして同じ曲を二度とできないし、演れない。 ※ 基本的なリズムこそあれ、その日その時の会場におけるフィーリングやインスピレーションを重要視するJam演奏の発展系で生まれる音楽なので同じ曲は二度と演奏することはできないため。JazzやBluesなどにおけるアドリブやインプロヴィゼーションなどにも通じるところか。 歌詞的には人種差別に対する怒りや、弾圧的な政治策略に対する罵倒的なものもあり、アジテーション的に捉えられるものが多い。英国留学した際に経験した人種差別、アメリカに渡った際のマルコムXやキング牧師からの影響もあり、黒人への鬱屈した社会的な抑圧に対する怒りを吐き出す(アジる)彼のヴォーカルや反骨精神溢れるアティチュードからみても精神的にはPunkだとも言える。 サウンドは聞いてもらうのが一番だと思うが… Jazz的なアプローチからその影響下にあるアフリカ土着的センズによる“アフロビート”であり、一定のシンプルなリズム同士が曲の中でぶつかり合い、もつれ合いながらも、徐々にその音像がまとまっていき一体化されていく様は、まるで生命と大地の一体化のような非常にオーガニックな印象を受ける。南米はジャマイカに端を発する音楽文化であるロックステディ~スカ~2tone~レゲエなどとは全く違う進化をしたアフリカ音楽にJazzの感覚を取り入れた独自のスタイル。 (以降は、Wikiより抜粋↓) BIOGRAPHY: フェラ・クティ(1938年10月15日 生 - 1997年8月2日 没)はナイジェリア出身のミュージシャン、黒人解放運動家。ミュージシャンとしてはトランペット、ピアノ、ヴォーカルと多彩な技術を誇るマルチミュージシャンで、アフロビートの創始者として世界的に著名である。 「Black President(黒い大統領)」の呼び名で知られる。 父は牧師兼教師でミュージシャンのキャノン・I・O・ランサム・クティ、母はナショナリズム運動家のフンミラヨ・アニクラポ・クティ。 両親の影響で幼時は医学を学んでいたが、比較的早期に音楽への道を志すようになる。 1958年、ロンドンのトリニティ音楽大学に入学し、単身留学する。在学中にトランペットを習得し、友人たちと「フェラ・アンド・クーラ・ロビトス」(Fela Ransome-Kuti & the Koola Lobitos) を結成する。なおこの時期に黒人差別を体感したことが、彼に生涯にわたる深い影響を及ぼすことになる。 1968年、アメリカツアーに向けた記者会見上で、自身の音楽を「アフロビート」と定義する。 1976年、フェラは白人に強制されていたキリスト教の洗礼名「ランサム」を捨て、フェラ・アニクラポ・クティと改名する。アニクラポは「死を操れる者」の意味。また軍隊をゾンビに喩えた屈指の代表作「Zombie」はこの年に発表された。 1978年、バンドメンバーである女性コーラス27人と合同結婚式を行う。 1997年8月2日、エイズによる合併症で死去。享年58。 自身の音楽活動は実子のフェミ・クティ(Femi Kuti、1962年6月16日-)により受け継がれ、現在に至っている。 フェラはその長いキャリアにおいてスタジオアルバム、ライブアルバムを縦横無尽に発表した。彼の曲は非常に長大なものが多く、1枚に2~3曲しか含まれないものが多いこと、一旦音源に収録した楽曲は二度とライブで演奏しなかったこと、によってそのディスコグラフィーは体系的な整理を困難にするほど膨大なものである。 DISCOGRAPHY: LIVE!(1971年) ⇒ クリームのジンジャー・ベイカーと競演したロンドン公演を収録したライヴアルバム。 HE MISS ROAD(1975年) ⇒ ジンジャー・ベイカーがプロデュースしたアルバム。 ZOMBIE(1976年) ⇒ 軍隊の襲撃を受けた体験から生まれたアルバム。こちらも最も著名なものの1つ。 V.I.P. =VAGABONDS IN POWER=(1979年) ⇒ 1978年のベルリン公演を収録したライブアルバム。タイトルは「VERY IMPORTANT PERSON」ではなく「権力を手にしたヤクザ者」の意味であることが冒頭で語られている。 I.T.T. =INTERNATIONAL THIEF THIEF=(1979年) ⇒ ナイジェリアの企業を「国際的窃盗集団」と罵倒したアルバム。 UNDERGROUND SYSTEM(1992年) ⇒ 結果的に遺作となったアルバム。だがその点を抜きにしても音楽性の評価は高い傑作。 by Wiki ♪Fela Kuti - Fefe Naa Efe ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=eb4tgDWO7Kw&feature=related ※Jazz寄りのサウンドで聞きやすい ♪Fela Kuti & Afrika 70 - Zombie ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=iBgewcFh-cg&feature=related ※フェラの代表曲の一つ。比較的聞きやすいかも ♪Fela Kuti - unknown soldier ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=iy8VPWZfbCs&feature=related ♪AFRICA 70 - Fela Kuti with Ginger baker ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=VDm9S3ONZxI ※クリームのジンジャー・ベイカーとの共演した貴重な映像。 ♪FELA KUTI - Don't Gag Me (Je'nwi T'emi) ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=Si0_ufBUVuQ ※ドキュメンタリーの一部。当たり前の事だが70人編成のバンド ともなると大所帯だ...。 ♪FELA KUTI - LIVE- WITH JETHRO TULL ⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=khFi-Iyke9k&feature=related ※こちらはナント!フェラがTp、元クリームのBaであるジャック・ブルースがKeyを、 フルート奏者のイアン・アンダーソン率いるロックバンド、ジェスロ・タルと共演。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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