手放したバラ
今冬手放したバラをそう言えばまだ纏めていなかったので記録。前提として我が家では中型以上の誘引も出来る伸びるシュラブはNGなのでそれだけでリストラ候補になります。そういったバラは庭造りの為のバラなので場所の都合上鉢植えでコンパクトに育てたい自分の栽培方針とは合わない為です。ですがそう言ったバラが駄目な訳ではもちろん無く、あくまで自分の求めるバラとは違うというだけなので場所が変われば素晴らしい評価をしている人も沢山います。アブラハムダービー秋以降暴れて花付きが悪い、耐病性は平均的(特別弱くは無いが強くは無い)で無農薬だと多分黒星で葉を落とすと思います。耐病性は強いとは言えませんが樹勢がある為育てやすいと思います。我が家では低農薬で管理していました。秋以降はバラが伸びて日当たりと風通しが悪化し秋の長雨があるので黒星が気になる感じで、夏まではほとんど出なかったです。花は大きめで香りは強香。ERっぽい香りのあるフルーツ香。花持ちは良くは無いです。平均より劣る。トゲは平均的で細かいトゲが多いタイプでは無くまばらにごっつい大きめのトゲが生えるタイプ。モリナールやクイーンエリザベス系のトゲです。鉢でも育てる事は出来るでしょうが鉢植えに向いているとは思えません。自立させて木立で鉢植えで楽しむタイプでは無いと思います。このバラは地植え向けですね…。誘引するか地植えで大株にして自然樹形でイギリス風にヘッジトリマーで丸刈りにするのが良いと思います。日本(当地)の気候の問題なのか鉢で木立で育てようとすると秋以降見苦しいですしそもそもそういう目的で作出されたバラでは無さそう。我が家には合わないのでリリース。バラ苗【新苗】フラゴナール (Del桃) 国産苗[農林水産省 登録品種]《Han-DEL》 0412販売フラゴナール我が家では香りが特徴的でした。確かミルラとフルーツだったかな。ややヴァンテロに似ていた。こちらも秋以降伸びるシュラブ。ただアブラハムのように暴れなかったと思います。このバラも鉢植えでも育てられない事は無いけれど地植えで育てたいバラなんだろうなと思いました。割と大きくなりそうだったので鉢でコンパクトに木立で育てるよりは誘引向けかなあ。一般家庭の小さなアーチやオベリスク、壁面など向けだと思います。鉢で木立はうーん。ネットで探してみても地植えで立派な株で華やかに咲いてる写真が多かったです。暑さに強く春のような豪華な花は咲きませんが真夏でもそれなりに見れる可愛い花を付けてくれました。やっぱり夏場を考えると花は大きめに限りますね。夏場の割に数日持ったので花持ちも〇。花弁も日光や雨に強かったので耐候性も〇。派手まではいきませんがナチュラルERカラーのバラと比べると結構目立つピンクです。葉っぱはやや明るめというか黄緑寄りだったかな。艶無しタイプでは無かったと思います。トゲは普通~ちょっと少な目。耐病性は〇でモリナール位はありそう。病気には困りませんでした。樹勢も強いので育てやすいです。我が家は低農薬なので余り細かい差異はわかり辛いのですが、このバラはシャリマー、ノヴァーリスと並べて置いていてその二つと比べると流石に一歩落ちるかなといった印象を受けました。コンパクトに育てられない秋に伸びるバラは…なのでリリース。秋に伸びるのは知っていたので我が家に合わないのはわかっていたのですが香水で有名な土地の名を付けられたバラの香りが気になって迎えたバラでした。本当に香りが気になっただけなので事前にバラ園やショップで確認できれば迎えなかったと思います。正直こういうケースは多いです。実際見て気に入ったバラだけ購入していたら理由は色々ありますが多分我が家のバラは片手で収まるどころか2,3本しかなかったのではと思います。【大苗】バラ苗 シャリマー (Sh桃) 国産苗 6号鉢植え品【即納】[農林水産省 品種登録出願中]《J-RP》シャリマー購入前に実際に秋に専門店で苗を確認出来ていたので秋の花付きの悪さと花のショボさは実際見ていました。でもひょっとしたらたまたま個体差や生育不良でそうだっただけかもしれないし…と思い自分でも育ててみましたが実際迎えても残念ながらでした。ラベルの写真だとピンクっぽいですが実際は白っぽく咲いている事が多かった気がします。多分気温が高いと白っぽくなるのかな。ラベルのように咲くのは春の一番花だけか、株が充実して以降になるのかと思います。株が充実していないと秋花もしょぼいですし花付きが悪いです。葉っぱはマットだったと思うんですが写真を検索したら艶っぽいのもあって自信が無くなってきました。ちょっと地味目(ナチュラル系?優しい系?)の可愛いバラが欲しい方には良いかもしれません。夏でも元気が良いのとやはり耐病性の素晴らしさが特筆される点かなと思います。シャリマー、フラゴナール、ノヴァーリスで並べていたのですがフラゴナールにはちょっと黒点が出ましたがシャリマーは全く出ていませんでした。後は意外と秋に伸びるタイプのバラでした。調べたらシャリマーを誘引して育てている方もいたので元々伸びるバラなのでしょう。なのでリリースとなりました。とはいえ小さなオベリスクやフェンスに可愛く誘引できるのは人によってはむしろ高ポイントなのではないでしょうか?強香までいきませんが一応香りもあります。切り花にしようとすると水揚げが悪いのかあっという間に駄目になりました。一晩でしなしなになってしまってびっくりしたので一回しか試しませんでしたがたまたまだったんでしょうか?トゲの量は平均的かちょっと少なめかも。形はうろ覚えですがごつい印象は残って無いのでやや細めなタイプだったのかと思います。【大苗】バラ苗 ノヴァーリス (Ant紫) 国産苗 6号鉢植え品【即納】[農林水産省 登録品種]《J-IRM2》ノヴァーリストゲは普通。春の一番花は素晴らしいんですが…。花弁が意外と弱く耐候性が無いです。耐病性が強くても耐候性が無くて花が綺麗に咲かないんじゃなあという事でリリースになりました。開花サイクルも遅く、直立性のHTなんだけどどことなく伸びるシュラブのような風情も感じたバラでした。多分花よりも木の生育に極端にエネルギーを割り振っていそうなところにそんな印象を受けたのだと思います。直立性の木立なので鉢植えでも問題無く育てられる範囲かなと思いますが…やっぱり地植えの方が向いてると思います。中大輪程度はあるはずなのに夏場のバラは中輪以下サイズの夏花みたいで観賞価値無しでした。花弁の耐候性も関係あると思いますし痛みの目立ちやすい色なのもあるのかもしれませんが…。秋は春と比べ蕾の付きが落ちたのに加え雨にやられたのか虫にやられたのか秋花の印象も残っておらず結果的に我が家では春しか楽しめないバラでした。香りは無いので花持ち自体は良いです。耐病性もフラゴナールより上でした。フラゴナール以上の耐病性になってくると環境と管理と完全無農薬を目指すかどうかが分かれ目な気がします。参考の為に記載すると我が家ではエドゥアールマネがおそらくフラゴナールと同程度の耐病性になるかと思いますが、一番風通しが良く日当たりも良い場所に置いて有った為か無農薬でも病気はほぼ発生しませんでした。(どの位風通しが良いかと言うと季節にも寄りますがオベリスク誘引している12号鉢が風で頻繁に倒れる位風通しが良いです)ほぼと言うのはこのバラの周りに他のバラを置いてしまった為じっくり見れる距離に無く(裏側はお隣の庭側に面していた)ざっと見た感じ確認できなかった+周りの耐病性が平均程度のバラ(こちらは時々農薬散布していましたが)にも黒星が発生していなかった点から恐らく発生していなかったと推測しました。ただし無農薬なので虫食いは出ました。また生育期の肥料は毎月しっかりあげたりと農薬散布と剪定以外の管理はしていました。シャリマー、ノヴァーリス辺りなら管理が出来ない、風通しが悪いなどでもある程度耐えられそうなので育てる環境や放任の度合いによってはこの位の耐病性のあるバラが良いのではないかなと思います。バラ苗【新苗】エドゥアールマネ (Del黄桃) 国産苗[農林水産省 品種登録出願中]《Han-DEL》 0412販売耐病性に関しては結局日当たりと風通しが占める部分が大きいのでここが弱いとタイプ1以上のバラでないと低農薬では厳しいと思います。それと肥料も適量あげると株に体力がついて病気予防になるらしいです。無農薬だとタイプ1でも環境が悪いと生育が極端に悪くなるようで我が家ではすくすく大きくなり過ぎな位育っているデルバールの大型シュラブがひょろひょろスカスカになっている方のブログも見かけました。秋以降伸びるシュラブは木立では無く誘引向けだと思うんですよね。その方がバラの魅力が発揮できると思います。 (ナエマのように木立に仕立てた方が良いという例外もありますが。ただそのナエマもデルバール本社ではツルのように仕立てて育てていたように記憶しているので地植えで大株に仕立てればあるいはCLのように使えるのかもしれません。ただ気候の違いも大きそうなので当地では無理かな。)我が家も鉢植えでトレリスやオベリスクやアーチで楽しめないかなと思った事はあるんですが、風が強い地域なので鉢植えでオベリスクなどを使って誘引しようとすると頻繁に倒れて周りに置いてあるバラにまで被害が出たので諦めました。そう都合良く固定できる柱も無いですしね。ただ低めのフェンスは倒れなかったので似たような環境の方で誘引したい、でも固定できる場所も無いという方には低めのフェンスがお勧めです。\クーポン配布中!/ トレリス フェンス バラ クレマチス 誘引 つる性 目隠し 目かくし おしゃれ タカショー / デザイントレリス 885 /C (rco)高さが無い為花首の長いバラには合わないので花首短めのバラが良いかと思います。(最初マネの誘因に使っていたのですがマネには小さ過ぎたのと花首が長い為花が全て下を向いてしまって一番花はそれでもまだ見れる範囲でしたがそれ以降が美しく無かったです)それと私は真ん中だけでなく両端にも鉢に挿して固定していましたが本来はちゃんとした設置用のスタンドも販売していた記憶があります。私が地元で購入した時は半額以下の値段で買えたのですが凄い上がってますね。送料込みだからかな。今年は肥料なども値上がりしていていつも利用しているHCの苗の値段も上がっているので園芸のコストがじりじりと上がっている印象です。