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ナニワノイバラの剪定

昨日の日記の続きです。駐車場に面したフェンスに、ナニワノイバラが1株植わっています。もともと樹勢の強い原種バラで、あちこちから元気のいいシュートをバンバン出しています。駐車場なので、あまり枝が伸びてくると、とげが引っかかって邪魔になります。この場合、どんな剪定がいいでしょうか？通常、つるバラの剪定は、新しい枝を残して古い枝を整理するようにと、本には書かれていることが多いです。ところが、ナニワノイバラのもともとの枝ぶりは、細かい分枝がたくさんあって、趣がある今の樹形をあまり崩したくありません。また、元気のいいシュートは、どんどん伸びていきそうですし、あまりに直線的で、全体の雰囲気を壊してしまいます。この場合は、延びてきたシュートを根元からばっさり切ってしまいます。古い枝は、枯れ枝を整理する程度で、あまりいじりません。元肥についてですが、通常は冬に与えるように記載されている本が多いのですが、この場合、元肥をあげると、シュートの発生を促すこととなってしまい、手入れに手間がかかるので、肥料はまったく与えません。古い枝だけでも、肥料を与えなくても、ナニワノイバラは、元気に花をつけてくれます。こういった、臨機応変な対応を、出張管理では行っています。

フェンスについて

さて、そろそろ冬の剪定の季節が近づいてきました。これから、バラの剪定･誘引について少しづつ話をしていきたいと思います。つるバラを誘引するのに、一番手軽でやりやすい方法が、フェンスに枝を這わせることです。満開の花がこぼれるフェンスは、とても心が癒されるものです。ですが、いくつか気をつけておきたいことがあります。日本の住宅のフェンスは、たいてい敷地を囲うように設置されています。つまり、フェンスを隔てて、隣家や道路に面していることが多いのです。バラは、咲いているときは美しいですが、やがて花びらが落ちます。そのあと、長いシュートが枝を伸ばしますし、秋には葉が落ちます。枝が通行者に引っかかったり、花びらや落ち葉が景観を損ねたりするので、こういったことで、ご近所とのトラブルが起こらないように、十分注意する必要があります。フェンスのメリットは、表裏両側から花が楽しめることです。でも、枝は、株を植えてある側の面に誘引するのが基本です。これは、誘引作業を効率よくするためです。枝がフェンスをくぐって、植えてあるのと反対側に大きくはみ出すことがあります。枝がフェンスをくぐると、冬に誘引するときに枝がはずせず大変苦労することとなりますので、その場合は、早い目に根元でカットしてしまうのが一番いいかと思います。どうしても目をくぐってしまった枝を生かしたい場合は、フェンスの反対側の面に誘引します。つるバラが育ってくると、フェンスの高さでは収まりきらなくなることがあります。そのような場合、フェンスをかさ上げする方法があります。既存のフェンスに市販の支柱などを縦に結わえ付け、横に支柱で連結します。また、壁面などに傷を付けたくない場合、壁沿いにフェンスを設置することがあります。この場合、地下に配管などがないか確かめて、慎重に支柱を立てます。さあ、あなたもフェンスにバラを這わせてみませんか？初心者歓迎！わたくしじょうないが、体を張ってばらつくりのお手伝いをいたします。冬のバラ　お庭の出張ガーデンサービス(地域限定)剪定・誘引・施肥などバラのお手入れはおまかせくださいアーチ・ガゼボ・フェンス・自動散水装置の設置もいたします栽培指導・お庭の提案もお気軽に！【バラ苗】【ランキング1位】

今日の農場

おはようございます。今日はいい天気。ブルーミングヤードの農場でも、今バラが満開です。壮観のドロシーパーキンス。左右に１０メートルにわたって咲いています。のいばらのスタンダード。花つきが見事です。アリスターステラグレイ。別名ゴールデンランブラー。咲き進むと淡い色に褪色します。２９日、午後1時30分からブルーミングヤード農場内にてオークションを行います。皆さんのお越しをお待ちしています。全国各地から、「バラが咲いたよー」と沢山お便りをいただきます。順次アップしていきますので、もうしばらくお待ちくださいね。

壁と柱につるバラを

先日、出張管理でうかがったお庭です。壁際に植わっているつるアイスバーグ、この壁に傷つけずに、壁際に誘引したい・・・そんなご相談を受けました。1800mm×450mmのメッシュフェンスを、1800mmの園芸用支柱2本立てたところに固定しました。そのままだと上がぐらぐらしますので、樋受け金具を利用して上のほうに水平にワイヤーを引っ張り、底にフェンスの天辺を固定しました。春には、窓からも花が見えることでしょう･･･こちらは、柱に絡ませたナエマです。地面に植えるところがないので、鉢植えにしてあります。柱に、50センチピッチでシュロ縄を結びつけ、そこに枝を巻きながらビニタイで固定しました。甘い香りに囲まれてのティータイムは楽しいでしょうね･･･。地域限定　出張無料バラのお庭づくり　提案コース

ご近所の底力　コガネムシ幼虫　傾向と対策

以前に,皆さんから,コガネムシ幼虫対策を募集したことがありましたね。そのときの内容をまとめると,次のようでした。ひとつは，コガネムシを寄せ付けない工夫をする。方法としては，卵ガラ，パーライト,タバコかす，コーヒーかすなどを鉢に撒く。あるいは，ネットなどで，物理的にコガネムシの侵入を防ぐ。あとでよく考えると,ネットは非実用的かな？かけるのも大変だし,肥料をやるにも邪魔だし,シュートがでてくるにも邪魔だし,第一,見た目がよくありません。もうひとつは，コガネムシの目をよそに向かせること。被害のでていない人の話では，近くにコガネムシがもっと住みやすい場所があるみたいですね。コガネムシは腐葉土を好むので,腐葉土たっぷりのおとりプランターを作っておいて,卵をそっちに生みにこさせる。これは,実績があったわけではありません。ひょっとしたら,植物が植わってなければ,えさがないということですから,卵を生みに来ないかもしれません。見苦しくないタイプの雑草が生えてればいいかもしれませんね。あと,いざ被害にあった場合。ミニュさんから,タバコ水について,こんなコメントをいただきましたよね。タバコ水（２リッターペットボトルに、タバコ１本）は基本的に即効性はありますが、水だけ与える場合は持続性は無いと思った方が良いようです。浸したタバコ葉も表土に残すなら、灌水の度にジワジワ効くようです。被害にあった株ですが、当時は初秋で、弱っていたし、植え替えるには時期が悪いかと思いタバコ水を与えたら、その日から弱っていくのが止まり、何とか成長を再開したように思います。しかし、それを与えた時点では孵化していない卵もあったのか、冬の植え替え時、数匹が居残っていました★（- -;）★被害にあった株には、タバコ水は少しの間、定期的に与えた方が無難かも知れません。タバコは動物にとっても猛毒ですから、危険性を懸念される方は、コーヒーの出がらし、もしくは贅沢ですが淹れる前のコーヒーの粉、あるいは淹れたコーヒーを（冷ましてから）灌水してみても良いかも知れません。それから,yukikoさんのＢＢＳでも,皆さんどういう対策なさっているのかお聞きしたところ,ＭＩＵさんという方から,こんな回答がありました。我が家でもコガネムシが来ることは来るのですがコガネムシの幼虫（ネキリムシ）は鉢に入らなくなりましたバラを育て初めた年にジュリアの鉢に異変が・・（土が乾かずべったりした感じ、バラの生育が悪くなるなど）その冬、ジュリアを植え替えして見るとネキリムシが５匹も・・あわててバラ暦２０年の大先輩に相談土を作る時に１０％位のパーライトを入れるとよいと言われ即効試してみました。なんと、今年で３年目のガーデンですが（鉢数５０個）まったくネキリムシの被害無し偶然かもしれませんが、私はパーライトが良かったのではないかと思っています。水はけも良くなるので試してみる価値はあると思うのですが、どうでしょう？試してみたいと思われる方は,スイッチをどうぞ！（笑）今日のばらは,天津乙女でした。