「大盛かき氷」についての問題提起の続きです。
まずは、何通りあるかです。
24個のピースから4つ選んで、「大盛かき氷」を作ります。
その内、解答になるものがいくつあるかです。
折角、「大盛かき氷」を作っても、解答にならなければ対象外です。
「大盛かき氷」を作るだけなら、なんとか、手作業でも調べられるでしょう。
(私は、挑戦していません。)
でも、作った「大盛かき氷」が、解答になるか、一つ一つ確認するのは?
まあ、考えただけでも途方もない時間が必要でしょう。
この「大盛かき氷」、解答になる位置は、これまでの対称形と同様、複数あります。
前回掲載した、ケースの6等分割した位置だけとは限りません。
ここで、位置について、補足しておきます。
このパズルのケースの対称性から、見かけ上は、一つの解答で12通りあります。
60°回転対称とそれぞれの鏡映です。
そこで、通例として、普通の「かき氷」のピースの位置を固定し、分類するようです。
それは、パズルが解けたたときに、この「かき氷」の尖った頂点を上向きにすることです。
上向きにしたときに、「かき氷」がケース内の右寄りか左寄りに現れるのがほとんどです。
なので、鏡映のことを考慮すると、全部で33通りに分類されます。
(これぐらいなら、誰でも確認できるでしょう。
もちろん、「かき氷」がケース内のちょうど対称軸上に現れる解答もあります。)
さて、「大盛かき氷」が解答に現れる位置です。
まず、「かき氷」の位置により、それぞれ制限されます。
しかし、「大盛かき氷」自体の向きは、その限りではありません。
「大盛かき氷」の尖った頂点が、「かき氷」になる場合は、それで位置が特定されます。
それ以外は、「かき氷」の位置により、「大盛かき氷」が60°単位で傾く場合があります。
というわけで、先に「大盛かき氷」の位置を特定して、解答を見つけるのは難しそうです。
それより、パズルが解けた後に、「大盛かき氷」ができているか、確認するほうがよいでしょう。
今回は以上です。