小さな鏡
小さな鏡といっても手鏡ではありませんよ(笑) 保育園で過ごす一日の中に お昼寝タイムがあります このお昼寝タイムの時は子どもを寝かしつけるのですが 背中やお腹のあたりを トントントントン・・・・ と一定のリズムで優しく叩いてあげると こどもは心地よくなって眠ってしまいます ところが!! なかには眠るのを嫌がる子がいるのです いくらトントンしてあげても 優しく撫でてあげても 泣いて嫌がって、眠ろうとしません そんなとき 「もうっ!なんで寝ないのよ」 「早く寝てよ!仕事があるのに!!」 「寝てちょーだい!!」 「寝ないよ、どうしよう・・・」 と イライラしたり、焦ったり、怒ったり、不安になったり しちゃいますよね その大人の感情はしっかり子どもに伝わっているのです 大人の無理やり寝かしつけようとするエネルギー(コントロール)と 子どもの抵抗するエネルギーが ぶつかり合って 子どもは寝るどころか、ますます嫌がって大泣きします そんな時は 自分の感情をいったん、横に置いて 子どもが泣いたり、嫌がったりする感情を ただただ 受け止めてあげるのです 「そうね、そうなのね」 「寝たくないのね~」 「うんうん、わかった、わかった」 と、優しく声をかけてあげながら。 こちらの感情は一切交えず 落ち着いて、呼吸はゆっくり深く、そして無心で 優しくゆっくり 子どもの呼吸に合わせて トントントン・・・ と叩いてあげながら すると あんなに寝るのを嫌がっていた子が いつしか泣きやみ す~っと眠ってしまのです☆ 反対に、いつもは眠っている子が なかなか寝ないときもあります そんな時は、 不調だったり、「気」が上がっていたり、バランスを崩し気味だったり...と 大人の状態がイマイチの事がほとんどです なので 深呼吸をしたり、グラウンディングを意識したり ちょっと自分を整えると、子どもはすぐに眠ってしまいます 自分のことが手に取るように分かる 小さな鏡(子ども)のお話でした… 子どもに限らず 自分の周りを見てみたら 自分の事に気づけるような鏡(誰か)が すぐそばにある(いる)かもしれませんよ…