裸足の1500マイル
イアンおじを通じてアボリジニの女の子ターニャと知りあってから、オーストラリアの先住民族アボリジニのことにちょっと興味を持つようになった。先日 楽天ブログで‘アボリジニ’という単語を検索してみた。そして辿り着いたのが、8RAINBOW8さんと北の狼さんの日記。‘Rabbit Proof Fence'、邦題が‘裸足の1500マイル’という映画がおふたりの日記で紹介されていた。アボリジニの若い歴史については、イアンおじから聞いたり、ガイドブックなどで読んだりはしていた。でも、映像で見るそれはまた何か感じ方が違うかもと思って、さっそく昨日DVDレンタルへ☆毎週火曜日はDVDが1本1ドル♪そのDVDはすぐ見つかった。パッケージの主人公のアボリジニの女の子の写真は、ターニャによく似ていた。◇◇◇◇◇◇◇◇◇イギリス人が原住民であるアボリジニから土地を奪ったあと、政府はアボリジニを白人の社会に適合させようとする政策をとる。この映画は、その政策がはじまった1930年代の実話に基づくストーリー。アボリジニの子供たちを、母親から無理やりに奪いとり遠く離れた居留地へと連れて行く。そこで白人社会に適応する人間をつくるというのが目的だったこの政策。でも、愛する子供を無理やり奪われた母親と、愛する母親のもとから無理やり引き離される子供たちが痛々しい。そうやって、愛する母から1500マイル離れた居留地へ連れて行かれる主人公のモリーたちだけど母のもとへ帰りたい一心で、その居留地を脱走する。オーストラリアのアウトバックを歩くこと3ヶ月。なんの装備も食料も持たずに、灼熱の砂漠を身ひとつで歩きだす3人の子供。追われながらも、1500マイルを歩きとおす。母に会いたいという頑強な意思がなければ成し遂げるのは無理だっただろう。◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ターニャは彼らの子孫にあたるわけだけど、今、彼女たちのほとんどは白人の社会に適応しきれずにすさんだ生活の中に身をおいている。モリーの時代からターニャの時代である現在に至るまで、たったの75年しか経っていない。ターニャの短い歴史が見えたような気がした。裸足の1500マイル【BBBF-3751】 =>20%OFF!《発売日:03/09/25》