カテゴリ:暮らしを楽しむ
長らくお待たせ致しました。
紆余曲折あって、ようやくトルコ滞在記をアップできそうです。 9月28日から10月28日までの一ヶ月、南東トルコにある夫の実家に里帰りをしていた時の思い出日記です。 退屈な日記かもしれませんが、どうかお付き合い下さいね。 9月28日 この日は、長女が生後4ヶ月からお世話になっている保育園で「ミカエルの勇気」がありました。 真っ暗にしたお部屋に、子供達が一人ずつ入り、襲い掛かってくるドラゴンをよけながら お部屋の真ん中に置いてある「勇気の石」を取ってくるというイベントです。 幼い子供達の勇気が試されます。 この行事は年長さんだけのお楽しみ。 長女も大きい子クラスに入ってから、ずっと楽しみに待ってきた行事でした。 飛行機は23:30発のエミレーツ航空を予約してあるので、子連れということもあり、 時間に余裕を持ってセントレアに到着したかった私達は、先生に無理を言って19:00に保育園へお迎えに行くことにしました。 荷物は大きめのトランク2個に手荷物が少々。 全てを車に乗せ、下の息子達も着替えを済ませ車に乗せました。 19:00丁度に保育園へ迎えに行くと、長女が待っていました。 手には可愛らしいピンク色の手作りの刺繍が施された袋を持っています。 そして誇らしげに、中から美しいピンク色の石を取り出して 「これはね、勇気の石なの。レイチャンの事守ってくれる石なんだよ。」 嬉しそうに報告してくれました。 この行事の為に、旅程をずらすことができて本当に良かった。そう思いながら夕方のラッシュがひと段落した道を、中部国際空港(セントレア)まで走らせました。 空港に到着したのは20:00を少し過ぎた頃。 チェックインを済ませ、何が起こるかわからない子連れ旅なので、早めに搭乗ゲートへ急ぎます。 待合室には子供達が遊べるようにプレイコーナーがあり、食べ収めに・・・と沢山作ってきた「おにぎり」を子供達に食べさせた後、搭乗案内のアナウンスがあるまでたっぷり遊ばせることができました。 今回子連れで旅をして「日本っていいな・・・」と一番思ったことは、搭乗案内があった後、年配の方や車椅子の方、そして子供連れの人達を優先して機内に案内してくれることでしょうか。 トルコでもドバイでも、これは見られなかったサービスでした。 飛行機の入り口でベビーカーを預け、飛行機に乗り込みます。 飛行機は定刻どおり飛び、心配していた子供達の気圧からの耳痛もなく、オンデマンドの映画などを見ているうちに、あっという間にドバイに到着。 セントレアでたっぷり遊んでくれた子供達は、シートに座った途端眠ってくれたので、周りの方達に迷惑をかけることもありませんでした。 エミレーツの機内食はどれも美味しく、キッズ用のミールもなかなか美味しそうでした。 箱の中にぎっしりと詰まったお菓子をもらったのですが、眠っていたのでそのままカバンに入れ、赤ちゃん用に頂いたベビーフードもトルコ滞在中大活躍してくれました。 ドバイでのトランジットは約8時間。 エミレーツ空港が用意してくれたベビーカーを借り、広いドバイ空港の中を散歩しました。 「さ~て、これから何をして時間を潰そうか・・・」 そんな心配をよそに、子供達は空港で出合った同じ年頃の子供達とコロコロ遊んでいます。 髪の色も目の色も違う子供達。使っている言葉も違うはずなのに、子供同士ではそんな事関係ないのかな。機内でもらったおもちゃを見せ合ったり、お菓子を分け合ったりしながら遊んでいました。 親同士も、子供達をきっかけにいろんな国の方達と知り合うことができました。 もしかするとこの先、この人達と再会することはないのでしょうが、同じ時間を共有できて本当に嬉しかった。 様々な服装、様々な肌の色、髪の色。色んな国の文化を背負い生きている人達が、すれ違う空港。それぞれの人達に暮らしがあり、人生があり。 袖擦れ合うも他生の縁という言葉があります。 この人達とここですれ違うのも、私の人生に於いて何か意味のあることなのかもしれない・・・。そんな感慨に耽ったりしました。 空港でたっぷり遊び、長女が「お腹が空いた」と騒ぎ始めたので、フードコートへ。 トルコのお隣、シリア料理のお店があったので、さっそく注文。 スープが絶品。 お料理はやっぱりトルコ料理に似ている感じがしました。 飛行機が大好きな長男に付き合って、発着する飛行機を眺めているうちにあっという間に時間は過ぎ、イスタンブルへ向かう飛行機を目指して歩きます。 搭乗ゲートの辺りは、日本人の方達で溢れていました。 ツアーのお客さんのようで、添乗員さんがこの先の旅程の説明をしているのを横目に機内に。 イスタンブルまではほんの3時間。 一眠りする間もなくイスタンブルが眼下に見えてきました。 3年ぶりのトルコ。ようやく戻ってきたという不思議な感覚。 生まれも育ちも日本のはずなのに、イスタンブルの空気が恋しくて堪らなかった私。 もし前世があるならば、私はトルコに縁のある人だったのでは? そう思わずにはいられないような懐かしさを、10年ほど前トルコに最初に来た時から感じている。 入国審査官の人に「トルコ語が話せるのはどうして?」 聞かれ「夫がトルコ人なんです。 今回は3年ぶりに夫の実家に行くんです」 そう答えると 「 子供たちが3人もいるから、大変そうだけれど旦那さんがいるなら大丈夫だね 良い旅をね!」 笑顔でパスポートに判を押してくれました。 荷物を受け取り、アタトゥルク空港の出口へ行くと、夫の親友Kさんと、同郷のTさんが笑顔で迎えてくれました。 Tさんは、私達がトルコに来る数週間前に日本に里帰りしていらっしゃったのだけれど、その時はお会いできなかったので、1年ぶりくらいの再会でした。 異国で旦那様と一緒に頑張るTさん、笑顔の素敵なとっても魅力的な女性。 お元気そうでほんの少しの時間でしたがお会いできて本当に嬉しかったです。 その後は、Kさんの運転する車で、Kさんのご自宅へ連れて行って頂きました。 我が家の長女は、Kさんと奥様のえりふさんのお嬢さん達が大好き。 2番目のお嬢さんが産まれた直後の小さな赤ちゃんだった時、会って以来なので久しぶりの再会。 早速えりふさん家で一緒に遊び始め、たちまち仲良しさんになりました。 えりふさんとKさんのご自宅はとっても広く、センスが良いえりふさんの趣味の良さが光る家具や内装に、思わずため息。 この日は、えりふさんの日本人のお友達親子も遊びにいらしていました。 手作りの美味しいトルコ料理をご馳走になり、用意してくださった大きなベッドでゆったり眠ることができました。 9月30日の日記 今日は朝から夫が、Kさんと一緒にお出かけ。 Kさんのことが大好きな夫は、イスタンブルに滞在中はほとんど連れまわしていたような気が・・・。 お仕事で多忙な人を振り回すのは本当に申し訳ないけれど、Kさんはいつも朗らかで笑顔を絶やさない。 日本にいる間、マラシュの両親にトルコの気温を聞いてきたつもりだったのだけれど どうやらマラシュとイスタンブルは、気温の差があり、朝夜など厚手の服が必要かも・・・という位寒くて驚きました。 この日のマラシュの気温は26度。イスタンブルは15度という寒さ。 まるで夏のような服装しか持ち合わせていなかった私達は、えりふさんと一緒に近くのバザールまで洋服の買出しに出かけました。 下の二人とえりふさんの下のお嬢さんを、近所に住むえりふさんのお義姉さんに預かってもらい、歩いてバザールに。 厚手のトレーナーを2枚購入。 どれも可愛いデザインでトルコ滞在中大活躍してくれました。 一枚7YTL。 安い。 バザールからお義姉さん宅へ子供達を迎えに行くと、なんと灯台下暗し。 お義姉さん宅の下にある洋品店で、可愛い洋服を見つけ購入。 こちらは更に安くって、えりふさんの顔を知っていた店主がおまけしてくれるというサービスまでありました。 えりふさん宅へ戻り、昼食。 えりふさんの作るトルコ料理は絶品ぞろい。 今日の昼食はキョフテとポテトフライ。 最高に美味しいランチでした。 午後には夫が戻り、この日もえりふさん宅に宿泊。 好意に甘えてばかりはいられないので、翌朝にはホテルに移らなくては! 夫に頼み込みましたが暖簾に腕押し。 この場を借りて、改めてえりふさんにお礼を言いたいと思います。 本当にありがとうございました! 3日目 4日目の日記はこちらからどうぞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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