ハト考察
今日はお休みでした。でも、昨日勢いでべんとー作ってしまったので、昼は外で食べることにして、コミュニティーセンター、略してコミセン、の外にあるベンチで座って食べました。すると、こういう開放的な公共機関でよくあるように、ハトの集団が攻めて来ました。といっても、3羽くらいなんですけども。2羽を超えれば集団です。はい。結構結構。それで、見てるとやっぱり何かやりたくなって、ごはん粒を一つ、指でピンと飛ばしてやりました。すると、早い早い。すぐについばみに来ましたね。でも、ついばんだんだけども、そのついばんだごはん粒が下のくちばしの、裏、に、くっついちゃったんですねー。ぺったりと。そしたらそいつ、口パクパクさせちゃってるんですよねー。やっぱハトごころにもこの邪魔な物体を取りたいと思ったのでしょう。しかし、取れない。取れないもんは取れない。そのうち諦めたんでしょうねー。くっ付けたまんまでウロウロしてましたわ。それを私もぼんやり見てたわけです。そのうちそれが水分を失って、カリカリになって、ハトのくちばしに吸着して、ハトがものを食えなくなったら・・・・・・ああああああああ!!!!ハトよ。かわいいハトさんよ。お前は私の知らないどこかで野垂れ死んじまうのかい?人も寄らない路地裏で、ダンボールのかげに転がって、いつしか雨に打たれて溶けていってしまうのかい?なんという悲劇の種を私は蒔いてしまつたのだらうか。ああ。この世とはおそろしいものだ。菅原道真が弓を尻に敷いて休んだから弓敷天満宮。焦って靴が脱げて転がったから靴脱天満宮。本の些細な出来事がそれを起こした人間も気づかないうちに膨大な可能性の芽を生んでしまう。ああ、憐れなハトさんよ。どうか無事に生きてくれ。もしも死んでしまうのならば、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・・・・・・・なーんて、さ。そのあと当のハトは、水場で水飲んでました。水で糊も取れたことでしょう。取れて、今頃やつのくちばしにはデンプンのかけらもないことでしょう。あー、めでたしめでたし。こりゃめでたいねー、ホントに。