ＢＬＵＥ　ＯＤＹＳＳＥＹ

ニセアリス「よし！とにかくここに泊まってみよう！泊まってみないとわからんからな！」

ミルキー「さんせいですう！」

ニセアリスはそんな事を言い出しました。

アリス　「まあ！勝手にそんな事言っても……。」

店長　「いいですよ。特別に数日間無料でお貸しいたしましょう！それで気に入ったら正式契約してください。」

ミルキー　「わーーーーい！」

ニセアリス「フフン♪言ってみるもんだ！」

アリス　「いいんですか？」

店長　「ええ、この時期お客さんの数は少ないですから。」

アリス「では、お言葉に甘えまして。」





由美　「……………。」

けれど、由美ちゃんは乗り気ではないようでした。





店長　「では私は仕事がありますので、この辺で失礼いたします。
後はご自由に。
あっ、ひとつ言っておかなくてはならない事がありますが、他のお客さんもこのお家を見に来る事がありますので、その辺はよろしく！」

ニセアリス「わかった！」

そう言ってアザラシの店長はいったん部屋から出て行きました。
それでアリス・ニセアリス・ミルキー・ウサギさん・由美ちゃん・女子恒星は今晩この家に泊まる事にしました。
けれど………、

ウサギ　「じゃあ、僕はこのへんで。」

なぜかウサギさんが帰ろうとしました。










ニセアリス「待て！」











ウサギ　「ギクッ！」









ニセアリス「どこへ行く？！」

ウサギ　「僕もその…………、仕事、いえ、用事がありますので！！！」

ニセアリスはジロリとウサギさんをにらみつけました。








ウサギ　「はあああああ！！」







ニセアリス「残れ！」







ウサギ　「シュン……。」

アリス　「では外へ出て買い物に行きましょうか？！食料品を買いに出かけましょう！」

アリス達は外へ買い物に出かける事にしました。




アリス達はそのお部屋を出て出口の方へと向かいました。このお家は複雑で広いので玄関まで相当な距離があります。
そしてしばらくアリス達が通路を歩いて行きますと、通路の奥の方であの店長の姿を見かけました。それは４部屋分ぐらい先におられました。
店長は別のグループのお客さん達を案内しているようでした。

ミルキー　「あれは？」

アリス　「多分別のお客さん達でしょう。」

そこにはちょうど由美ちゃんぐらいの背の高さの女の子とそれよりも少し背が低い女の子の２人がいました。
それに父親みたいな人と母親らしき人。４人家族でしょうか？
その４人が店長の後をついて歩いて行く所を目撃したのです。

その後、グループは通路を行き過ぎましたので、すぐに見えなくなりました。