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カテゴリ:南極ストーリー
クマ「あのスキだ屋の店内の広さは良いですね。 たとえばスキだ屋と駐車スペースがけっこう広いお店があります。 車でお店にやって来て、店内に入る時、やはりカウンター席しかないのとテーブル席があるのとではゆったり感の度合いが違います。 またテーブル席だと対面でお連れの方と話しながら食べられるのが良いですね。」 リチャード「そうですね。よすの屋の席はカウンターばかりが多く、”食べて、その後すぐお店を出て”というイメージも正直あります。 確かにお客さんが少ない時はカウンター席でもゆったりできますけど。」 ウサギ「ボクはカウンター席には良いイメージはほとんど持っていませんねえ。 お店側にしてみればカウンター席にすると座席数が多く取れるし、料理をお客様の元に運ぶのにも都合が良いでしょうけど。食べる側に取ってはあまり良いイメージはありませんね。」 ニセアリス「しょせんカウンター席は”エサ場”なんだよ。 ブロイラーの鶏といっしょさ!あそこは”エサを出す場所”なんだよ。 ”さっさと食って、金払って出て行きやがれ!”っていう店側の都合丸出しじゃないか?」 それを聞いてディレクターは血の気が引きました。 会場は誰も笑っていません。 クマ「……………………。」 ウサギ「……………………。」 リチャード「……………………。」 ディレクターはすぐにカンペを出しました。 *************************************************************************** ニセアリスさん、言い過ぎです! 言葉に気を付けてください! 慎重に言葉を選んでください! *************************************************************************** ニセアリス「”回転率”だよ!回転率! カウンター席はイスも固定になっているだろ?イスの位置がまったく動かせない。 ギュウギュウなんだよ、あれに座ると。 混雑時を見ろ! ブロイラーの鶏たちが鶏舎の中でぶつかり合うあの狭さと少しも変わらない。 客どうしお互い肩がぶつかりながら食べるんだ! あの光景はヤダね! サラリーマンたちがひっしになって牛丼を食べてる! それももくもくと牛丼だけを……。 店側はそれを見てひそかに笑っているのさ! 客がギュウギュウになろうが、肩がぶつかろうがしったこっちゃない! 店側にしてみれば、要はいくら客を店内に詰め込めるかなんだよ!」 アナウンサー「あのう……、ニセアリスさん……、」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.07.26 06:50:17
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