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カテゴリ:あらすじ・ダイジェスト
これまでのお話のダイジェスト。 ウサギ「もちろん由美さんも住んでいただいてかまいません。これまでどうり。」 すると普段無表情の由美が笑顔になりました。由美が笑うのは珍しいです。由美はいつも無表情ですが、これまでのアリスたちとの暮らしが大変気に入っているようでした。 それでアリスもミルキーも喜びました。 そして………、 モグモグ「ピィーー!ピィーー!」 ウサギ「ははは、モグモグも住んでかまいません。」 モグモグは泣いて喜びました。 どうやらこれまでどうりアリスたちも住まわせてもらえるようです。 アリスは内心ホッとしていました。 アリス・ミルキー・由美はお屋敷を見ました。それはまだここから広い庭を隔てた所にありました。植物に隠されて一部しか見えませんが、イギリス風の古い建築物に似せたデザインの堂々とした建物でした。 アリス「そこに住めるなんて夢のようですね。」 ミルキー「ホントに絵本の中のことみたいだよ。あの中に住めるんだね。」 アリス・ミルキー・由美はしばらくこうこつの表情でした。その胸の中は大きく夢で膨らんでいました。 ミルキー「ミルキータン、がんばって毎日あの中を走り回って遊ぶよ!」 すると由美が笑いました。そしてアリスも。 アリス「まあミルキーさん、遊んでばかりではいけません。お勉強もしなくては。」 そしてウサギさんが、 ウサギ「でも今、お屋敷のカギは持っていません。」 アリス「では中に入れないのですね?」 ウサギ「はい、カギはタッキーさんが届けてくれる事になっています。 今、あのセールスマンの所に行ってもらってますから。 我々はその連絡を待つということで。 とにかくお屋敷の玄関まで行きましょう。」 ちょうど玄関に着いた頃タッキーから電話がありました。 ウサギ「カギがないそうです。相手の売り手は現在カギを紛失中だそうです。」 アリス「え?そんな。じゃあどうなりますか?」 ウサギ「まあ、そのう………。カギが見つかるまで中には入れません。」 アリス「では、お掃除はどうしますか?」 ウサギ「外側から掃除を始めるしかないですね。」 さっそくお掃除を始めることにしました。 アリス「とても広いお庭のようですが、まず”草刈り”をしなくてはなりません。」 そのまま1時間ほど草を抜く作業をしていました。 でも抜いても抜いてもきりがありません。 それぐらいお庭は広かったのです。アリスたちがやったのは玄関からせいぜい5メートルぐらいの距離までの草を刈っただけです。 ウサギ「これは人力ではとても無理ですね。”機械”がいります。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.10 09:05:50
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