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カテゴリ:不思議の国のアリスとニセアリス
ニセアリス「さてと!」
こうして網を手にするニセアリスでした。 ニセアリス「アイツをぜっーーーたい、捕まえてやる!!」 ミルキー「つかまえてどうするの?」 ニセアリス「売るんだよ! どこか高く買ってくれる所へ売り飛ばすんだ! リサイクルショップとか!サーカスとか!」 ミルキー「……………………。」 ガチャガチャ! その時、玄関扉のノブを回す音が聞こえました。 ミルキー「は?!」 ニセアリス「ムッ!」 玄関扉の鍵はさっきニセアリスが閉めました。 コンコンコン! ニセアリスは鍵がかかっていることを確かめて、扉に自分の背中を着けて、聞き耳を立てました。そして……、 ニセアリス「誰だ?!合言葉を言え!」 すると……、 アリス「ニセアリスさん!ここを開けてくださいな!」 と、外から大きな声がしました。 ミルキー「はあああ~~!!アリスタンだ!」 ニセアリス「待て待て!”ヤツ”かもしれない!油断するな!」 ミルキー「だって!アリスタンの声だよ!」 ニセアリス「いやいやいや……、腹話術かもしれない。 本物の”お菓子作りだけしか能のない女”なら………、 ”合言葉”がわかるはずだ!」 ミルキー「あいことば?」 ニセアリス「おい!そこの!合言葉を言え!」 アリス「合言葉なんて知りません!」 ニセアリス「チェッ!」 ニセアリスはしかたなく玄関扉を開けることにしました。 合言葉はなんてそもそも決めていません。 ガチャ! アリス「まあ!ミルキーさん!」 由美「まあ!ミルキーちゃん!」 モグモグ「ココココココ!」 アリス・由美・モグモグはミルキーと対面しました。 ミルキーはアリスのスカートに飛びつきました。 ミルキー「わあああああ!アリスタ~~~~ン!」 それはまるで猫が飼い主になつくような感じです。 ミルキーは自分の頬をアリスの足にスカートの上からスリスリさせました。 ミルキー「さみしかったよ~~~~、アリスタン!」 スリスリスリ……、 ニセアリス「チッ!」 アリス「いったいどこへ行ってたんですか、ミルキーさん?」 ミルキー「ミルキータン、お家の中にずっといたよ!」 アリス「ええ?でもミルキーさんは外へ出て来かれたのではなかったですか?」 ミルキーは頭を横にふりました。 ブルン!ブルン!ブルン!ブルン!ブルン! ミルキー「ううん。ミルキータン、ずっとお家にいたの!」 アリス「そんな……、じゃあ”あれ”はいったい誰ですか?」 ミルキー「アレはね……、」 ニセアリス「”座敷わら子”!」 アリス「え?」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.16 06:55:29
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