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BLUE ODYSSEY

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番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


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小話  屋台その2  VOL.162


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特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.30


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.40


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ブルーアイ.

ブルーアイ.

Category

2014.05.08
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カテゴリ:番外編

ブルーアイ氏はウイリアム氏とリチャード氏、そして女の子と共に母屋の方に戻ります。
客間に行きますと、そこにはすでにアリス、ミルキーが待っていました。
客間は非常に広くて純和風。障子がいくつも並んでいました。そしてとても静かです。

ブルーアイ「これはこれは!よくまいられたアリス殿、ミルキー殿!」

そう言って、ブルーアイ氏はニンマリと笑いました。
さきほどまでの気迫迫る表情はどこにもありません。

アリス「それでアイデアの方はお浮かびになりましたか?」

ブルーアイ「いや、それが……、
厳しい修行を続けたのだが、さっぱり何も思い浮かばん!」

アリス「そうですか。大変ですねえ。
ところでミルキーさんが監督さんのためにケーキを作って来たそうです。」

ブルーアイ「ほう!ミルキーちゃんが?ついにケーキが作れるようになったか?」

ミルキー「うん、監督タンがアイデアが浮かばなくて大変だと思ったから。
ミルキータン、がんばって作って来たんだよ。
これ食べて元気出して!」

ブルーアイ「かあーーーーー!!これはありがたいなあ!
ミルキーちゃんが手作りでケーキを作ってくれるなんて!泣けてきちゃうよ!」

ミルキーが作って来たケーキはウイリアム氏とリチャード氏にも渡されました。全員に一個ずつ行きわたりました。

でも……、よく見ますとなんだか形がいびつです。

ブルーアイ「ほう。これはまたなんとも言えない形で」

ミルキー「さあ、食べて、食べて!」

ブルーアイ「では、いただきます。パクッ!」

ミルキー「どう?おいしい?」

ブルーアイ「……………………。」

ブルーアイ氏は目を閉じたまましばらく動きません。

ミルキー「……………………。」

そして……、

ブルーアイ「……ムシャムシャムシャ、実にうまい!」

ミルキー「ああ、良かったあ!
ミルキータン、初めて一人だけで作ったから心配してたんだよ。どんな味になったのか。」

ウイリアム「ではわたくしもいただきます。」

リチャード「わたしくも。」

パクッ!

パクッ!

ウイリアム「……………………。」

リチャード「……………………。」

ウイリアム氏はだんだんと顔が真っ赤になって行きます。
リチャード氏もそうです。そしてついにリチャードはそのくちばしの間から炎を吹きました。

リチャード「ぶはあああああああああああああああああああああああ!!」

ウイリアム氏も

ウイリアム「うっぷ!うっぷ!ぐええええええええええええええええええええええ~~~~!!!」


しかし、ブルーアイ氏は涼しい顔です。

ブルーアイ「いやあ、実にけっこうなお味で。パクパクパク……、」

一方ウイリアム氏とリチャード氏はその場でのたうち回っていました。

ウイリアム「ぐええええええええええええええええええ~~~~!」

リチャード「水!水ぅ~~~~!」

するとブルーアイ氏が、

ブルーアイ「おお!ひらめいたあ!」

そう言って席を外します。
そして簡易の机に座って、そこにあったノートパソコンに打ち込みます。

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ……。

アリス「監督さん、良いアイデアが出来たのですか?!」

ブルーアイ「ああ!ひらめいた!ミルキーちゃんのおかげだ!」

ミルキー「やったーーーーー!」

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ……。





ウイリアム「でっ、ではあの厳しい修行はいったいなんだったのだろうか?」

リチャード「ぐええええええええええええええええええええ~~~~!」






THE END






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Last updated  2015.06.07 01:10:47
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