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テーマ:最近観た映画。(40091)
カテゴリ:試写会で観た映画
1920~30年代のハリウッド映画黄金期を舞台に、白黒&サイレントによって描かれ、
フランス人監督、フランス人俳優主演、そしてフランスで製作されたロマンティック作品です。 “温かい涙、溢れ出す愛。 この感動に世界が喝采 ――― ” 原題は、“THE ARTIST”。 ≪ストーリー≫ 1927年、ハリウッド。 サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは、女優の卵ペピーと出会い、 ジョージの主演作にエキストラ出演することになったペピーに優しくアドバイスをおくる。 そんな中、時代はセリフのあるトーキー映画へと大きく変わろうとしていた。 しかしジョージはトーキー映画を否定し、サイレント映画に固執したことから、 瞬く間に人気を失い、スターの座から滑り落ちていった。 一方、ペピーは時代の波に乗ってスターの階段を駆け上っていくのだったが・・・。 ≪スタッフ≫ 監督・脚本はミシェル・アザナヴィシウス、製作はトマ・ラングマン、製作総指揮はダニエル・ドゥリューム、 アントワーヌ・ドゥ・カゾット、リチャード・ミドルトン、エマニュエル・モンタマ、 撮影はギョーム・シフマン、編集はミシェル・アザナヴィシウス、アン=ソフィー・ビオン、 プロダクションデザインはローレンス・ベネット、衣装デザインはマーク・ブリッジス、 音楽はルドビック・ブールス。 ≪キャスト≫ ジョージ・ヴァレンティンにジャン・デュジャルダン、ペピーにベレニス・ベジョ、 他にジョン・グッドマン、ジェームズ・クロムウェル、マルコム・マクダウェル、 ペネロープ・アン・ミラー、ミッシー・パイル、ベス・グラント、ジョエル・マーレイなど。 “白黒&サイレントで描き上げる、甘く切ない、感動の愛の物語 ――― ” “映画が夢だった頃、人生はちゃんと薔薇色だった ――― 。 とめどなく溢れ出る想いが、あなたの心をふるわせる、感動の愛の物語。” ご存知の通り、アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、監督賞、作曲賞、衣装デザイン賞と 主要5部門を最多受賞し、ゴールデン・グローブ賞では作品賞(コメディ/ミュージカル部門)、 男優賞(同部門)、音楽賞を、イギリスのアカデミー賞では作品賞、主演男優賞、監督賞、作曲賞、 オリジナル脚本賞、撮影賞、衣装デザイン賞を受賞し、他にもいろいろな映画賞・映画祭などで、 数えきれないほどノミネートされ、そして受賞をしています。 カンヌ国際映画祭でジャン・デュジャルダンが男優賞を受賞したニュースが流れると同時に、 パルム・ドール(最高賞)ならぬ、パルム・ドッグ賞を受賞したアギーくんも大きく報道されました! さらに、アギーくんは、新たに設立された、映画やTVドラマで名演技を披露した犬に贈られる ゴールデン・カラー賞の栄えある第1回目の受賞犬にも選ばれました! そんな話題中の話題作でもあり、予告編もとても素敵で、内容にももちろん大期待していました! またサイレント映画をスクリーンで観るのも初めてだったので、とても楽しみにしていました。 ストーリーはいたってシンプルでわかりやすく、ところどころセリフは文字になっていて、 サイレントだけにキャストの演技、そして表情、さらに音楽がすべてを表わしていました。 映画の中で描かれている映画たちもすごく魅力的で、タイムマシーンで飛んできたように、 当時の映画の世界に惹き込まれていきました。 主演のジャン・デュジャルダンは、他の出演作を観たことがなく、予告編で観た時は、 いかにも往年のハリウッド映画スターっていう雰囲気ですごくインパクトがありました。 そして、アカデミー賞授賞式のレッドカーペットや受賞スピーチの姿を観た時には、 失礼ながら、予告編の印象よりも若くて、笑顔の素敵なハンサムな人だなあと・・・。(笑) 慣れない英語で一生懸命インタビューに答える姿や、作品賞の受賞ステージでは、 スタッフの方が連れてきたアギーくんを抱いて、最後までずっと一緒にいたりと、 素の人柄の良さを感じ、ルックスの魅力以上に人間的に素晴らしい方だと思いました。 お得意のコミカルな場面はもちろんですが、シリアスなシーンもとっても素敵で、 優しさ、悲しみ、失望、喜び、怒り、驚きなど、豊かな表現力が溢れ出ていました。 また、ダンスシーン、特にタップダンスがすごく上手くて本当に驚きました。 ミシェル・アザナヴィシウス監督の奥さまでもある、相手役のベレニス・ベジョも エキストラから脇役、そしてスターダムへと登っていきながら輝きを増すペピーを、 白黒映像の中でも、さまざまな色を感じさせるような華やかさでとても魅力的でした。 ジャン・デュジャルダン同様、ダンスが本当に上手くて、ジョージへの秘めた想いや、 コミカルなシーンも、オーバーな演技じゃなく、とってもキュートに演じています。 アメリカからキャスティングされた、ジョン・グッドマン、ジェームズ・クロムウェル、 ちょっとだけの出番だったマルコム・マクダウェルという、渋いベテラン勢が脇を固め、 ジャン・デュジャルダンとベレニス・ベジョを引き立て作品のクォリティを上げています。 最後に、アギーくんのジョージに対する献身的な姿、笑わせてくれるシーンもバッチリで、 作品の成功に大いに貢献、いえ、アギーくん無しにはこれだけ評価されなかったかも!! 今回は、急遽、配給会社のGAGAさんが企画した“愛犬家試写会”に参加して来ました! つまり、愛犬と一緒に映画を観るという、作品にちなんだユニークな試写会です。 場所は代官山にある“ リストランテASO ”。 愛犬を同伴している人は10数人いて、試写会の前にイベントが開かれました。 司会にフジTVの佐野瑞樹アナウンサーが登場したのでビックリしました。(笑) ゲストは 国際セラピードッグ協会 の代表をされている大木トオル氏とセラピー犬のジャックくん、 さらに、ものまねタレントでブレイク中の福田彩乃さんが、綾瀬はるかさん、吉高由里子さん、 ローラさんと、それぞれ違う犬を連れて順番に着替えて登場し、そして1番会場を沸かせたのが、 最後に犬のかぶりもので登場して犬の鳴き声をすると、会場内の1匹の犬が異常に吠えまくり出し、 彩乃さんとその犬との鳴き声の会話がかなり続いて、みんな大笑いでした~!(爆笑) 上映中はどの犬もほとんど吠えることもなく、時折クーンと鳴く声がしたくらいでした。 そうそう、ちょうどすぐ前の席にポメラニアンを抱っこしていた方が座っていて、 もちろん暗くして上映されましたが、時々目が合っているような気が・・・。(笑) ちょっと残念だったのは、レストランが会場だったのでスクリーン写りがあまり良くなく、 また、天井の小さなシャンデリアの影がスクリーンに映ってしまっていたり、上映途中で、 たぶん犬たちの様子を撮影するためにだと思いますが、うっすらと明かりが点けられたりと、 今回は特別な環境での試写会だったので、そんなこんなは仕方がないですね。(苦笑) 劇場公開されたら、またじっくりと観てみたいと思っています! (=^ ^=) ♪ 4月7日より全国ロードショー公開されます。 「アーティスト」 オフィシャルサイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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