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夕べ寝違えたのか、朝から微弱な腰痛(涙)。
グギッとやったら、なんかトンでもない事になりそうなんだけど、でも いっそひと思いにやってみたら、苦痛の中に快感があったりして、かえって気持ちいいかも、 な~んて思いながら、相変わらず本読んで暮らす。 ああ~ん、合田接骨院行って、合田センセに整体して貰いたいぃ~(←無理です^^;)。 代わりに、ダンナにマッサージして貰おうっと。ぼそ。 [今日の読み終わり] 1冊目は、昨日から読んでいた松尾由美『スパイク』(光文社)を読み終わり。 評判には聞いていたけれど、やっぱり良かった、、、ぐすん。 「SF」と「ミステリ」と「恋愛小説」のブレンドの具合が、とっても絶妙。 ありがちなアイデア。なのに、よくもここまで切ない物語へと話を膨らませたものだなあと 作家松尾由美の力量に、ひたすら感心。スゴイです。ぱちぱちぱち。 もうちょっとで全貌が判るんだけどなあと、最初から最後までもどかしい思いで読み耽る。 最後の謎解きシーンまで、さっぱり真相が判らなかった。なんて鈍いんでしょ^^;。 まるで恋愛映画のワンシーンでも観ているかのような最初の出会いのシーンが、 とても美しくて印象的なのだ。 土曜日の早朝、犬(スパイク)の散歩中の偶然の出会い。 次第に強く心惹かれていくようすが、とても自然に描かれていて。 この出会いのシーンが美しいから、だからこそ最後に明かされる真相が、切なくて切なくて。 決して決して結ばれることのない人を好きになってしまったら。。。 「SFもミステリも恋愛小説もみんな好き~!!」という方、必読です。 あ、あとワンコ好きな方にも強力プッシュ♪ スヌーピーのお兄さんの名前を知ってるそこのあなたにも、オススメですよ~ん♪ 2冊目に、昨日届いた近藤史恵『シェルター』(祥伝社)を読んじゃった。 この作品は“整体師探偵合田力シリーズ”の3作目。 前2作は文庫で刊行されていたシリーズだけど、今作品から単行本で刊行です。 合田力整体院で働く江藤恵・歩姉妹。 その姉・恵が、心のシェルターを求めてふらり旅立った東京で、偶然、いずみと出逢う。 庇護欲を刺激され行動を共にするうちに、いずみを巡るトラブルに巻き込まれて。。。 いずみを巡る騒動を描きながら、実は姉妹がそれぞれに抱えてきた病理の原因を、 今までぼんやりとほのめかされてきた姉妹間に横たわった古傷を、描いているのがこの作品。 腑に落ちる反面、とてもショッキングであり、帯にある恵の言葉 「人はなぜ、最も大切な人をいちばん傷つけてしまうのだろう?」 が、痛いほど心に染みてくる。 p.151の歩ちゃんの言葉に、思わず胸が熱くなった。 合田先生がいずみにかけた言葉(p.227~228)ではあるけれど、 その言葉に、読んでいるこちらまで心のどこかが救われ、軽くなった気がする。うるうる。 相変わらず、合田先生の魅力が炸裂しているなぁ。うっとり。 最後の3行が、またいいのだ。重たい過去を乗り越えてきたからこその、言葉の重み。 姉妹には、どうか幸せになって欲しい。心の底からそう祈らずにはいられません。 そうそう合田先生の過去を知る人物が登場したり、意外な弱点だって明らかになったのだよ。 シリーズのこれからが、ますます楽しみです♪ 日曜日の図書館日に向けて、これから一心不乱に佐藤賢一『オクタニア』を読むつもり。 果たして間に合うんでしょうか?間に合ったらいいなあ。。。 (ダンナは結局、夜11時半過ぎに帰宅。お疲れですなあ。そんな人間に 「腰を揉め!」な~んて、そんな人非人な事、とてもじゃないけど言えな…言っちゃえ!) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 6, 2003 12:46:04 AM
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