2004/07/15(木)11:18
仕事に踏み切る
夢を見ていた。とても気分の良い夢で覚めたくなかったが、上の子の声で目が
覚めた。内容は覚えていないが、あの物語を文章にするとかなりおもしろいも
のになったであろうことが想像出来た。
目が覚めた時には子供達が保育園に行く時間になっていた。
布団の中から上の子にいってらっしゃいと言い、朦朧とする頭を左右に振り、
上半身を起こした。金曜日は有給を取っているので後二日。二日頑張れば休み
になる。そう言い聞かせて重い体を起こした。
アモキサン25m×2、レキソタン2m、スルピリド100m、テノーミン25mを服用し
て煙草を一本完全に灰にする。
夏の日差しが部屋に差し込んできていてフローリングは熱を帯びていた。その
熱を感じながら、子供達をいつ海に連れて行くか思案した。どうせ行くなら泊
まりがけで行った方が良い。そしてお盆に入る前には行きたい。そうなると、
8月の第一週を予定しておいた方がいいかな、などと考えた。
夏の熱を感じながら、気だるい朝をなんとか乗り切ろうと顔を洗い身支度をし
た。
明後日は義理の妹の誕生日である。誕生日プレゼントはもう買ってあるので、
それを今日会社に行く途中に送ろうと思った。
プレゼント片手に外に出た。昨日ほどの暑さは感じなかったが、それでも暑い。
じっとしているだけでも汗ばむほどだ。
駅へ向かう途中、郵便局に寄ってプレゼントの配送の手配をした。
駅に着いた頃にはしっとりと汗ばんでいた。背中にシャツが張り付くのを感じ
嫌悪感を感じたが、じっと耐えた。ほどなく電車が滑り込んできたので、車内
に体を投じた。電車内はいつもほどの混雑は見られなかったので、なんとなく
心救われた感じだった。
自販機でHOPEメンソールを買い、オフィスに入る前に一本完全に灰にした。
自席につきメール等を一通りチェックして今日の予定を頭の中で簡単に立てた。
そして昨日の評価を確認する為、社内システムにアクセスし自分の評価を確認
してみた。間違いなく昨日上司から伝えられたとおりの評価がなされていた。
これで少しテンションが上がったのか、午前中はテキパキと仕事をこなしてい
った。
アモキサン25m×2、レキソタン2m、スルピリド100mを服用する。
お昼、妻と一緒に外に出る。妻の顔を覗き込むとにやっと笑い返された。はい
はい、今日もラーメンなんですね。あなた、そんなにラーメンばっかり食べて
いるとラーメンマンになってしまいますよ。そんな僕も妻に付き合ってラーメ
ンばかり食べているので、僕もラーメンマンになりかねないのだが。。。
昼食を取り終えた後、妻が上の子の下着とかを買いたいと言い出したので付き
合う事にした。金魚の糞のように妻の後ろをゆらゆらと歩く。どうやら上の子
が妻にデカレンジャーのプールバッグが欲しいとせがんだらしい。妻と僕は必
死になって探したが、入った店にはもう売っていなかった。暑くなる前は売っ
ていた記憶があったので残念だ。休日にでもデパートに探しに行こうと妻を諭
した。
買い物も一通り終えたので会社に戻る事にした。
午後、決心がつかずに今まで曖昧にしていた仕事をすることを決めた。決めた
からには絶対やる。意気込みは激しく高いがはたして気持ちがついてくるか。
まずは情報整理から始めた。それにしても内の会社は社内情報が散漫に分散し
ている。なかば呆れながら、しこしこと情報整理をした。それを今度は別のデ
ータに置き換えて、あるシステムの情報を更新していく。面倒な作業だが、や
ると決めたからにはやる。やる。やる。精魂が尽き果てるかと思ったが、案外
楽に作業を進め、無事今日のノルマをこなすことができた。
夕刻、アモキサン25m×2、レキソタン2m、スルピリド100m、テノーミン25mを服
用する。
今日は友が本業が早く終わった為、夜の仕事が始まるまで食事しないかと誘わ
れたので、その誘いに乗ることにした。
二子玉川で待ち合わせをし、豆腐料理やに入り、冷たいビールと豆腐料理を堪
能した。友が出勤する時間になったが飲み足りない感の僕は、久しぶりに友の
働くスナックへと足を運んだ。スタッフ一同、仰々しいほどの出迎えをしてく
れた。髪をきって染めてからは姿をくらませていたので、イメージが変わった
僕に皆賛否両論を勝手に話していた。
久々にカウンターに座りゆっくりと琥珀色の液体を体内に流し込んでいく。
調子づいて歌まで歌って帰った。
風に吹かれたかった。だから歩いて帰った。夏の夜風が心地よく僕の体をすり
抜けていく。久しぶりにいい酔い方をした自分に満足しながら家へと歩を進め
た。