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2019.08.02
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カテゴリ:サッカー選手名鑑
【第12回選手紹介】セサル・アスピリクエタ 世界屈指の守備職人

http://www.zimbio.com/photos/Cesar+Azpilicueta/Chelsea+v+Arsenal+UEFA+Europa+League+Final/l8I8Cj0tJQj

名前:セサル・アスピリクエタ
国籍:スペイン
チーム:チェルシー(イングランド)
ポジション:両SB、CB、(両WB)
利き足:右足
年齢:29歳


今回紹介する選手は、ブログ始まって初めてのDFの選手だ。
スペイン代表であり、チェルシーでプレーするセサル・アスピリクエタ。

2012年にマルセイユから、チェルシーへ移籍。
今年で7年目を迎える。
チェルシーでは、気づけばかなり古株の選手になった。

昨シーズンからはキャプテンも任されており、チェルシーでは必要不可欠な選手だ。


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ではアスピリクエタの紹介をしていこう。
彼はDFとして、全ての位置でプレー可能だ。
両SB、そしてCB。
さらにはWBですらこなす。

それぞれにおいて解説したいと思う。
まずはSBから。



1. SB(左SB、右SB)
まずアスピリクエタは、両サイドバックとしてプレーできる。

チェルシー加入当初は左SBであった。
当時は右SBに、イヴァノヴィッチという不動の選手がいたためだ。

しかしイヴァノヴィッチ退団後は、だんだんと右SBとしてのプレー時間が増えた。
選手本人は右利きなので、右サイドの方がやりやすいのは事実だ。
現在では、右SBとして考えていいだろう。


ではここで、彼の特徴を話しておく。
まず、アスピリクエタを一言で言い表すなら、「守備職人」である。

守備能力、対人の強さ、スピード、カバーリング能力、状況判断力、インテリジェンス。
これらを全て兼ね備えている。

つまりどういうことか。
鉄壁なのだ。
世界でも屈指の守備力を誇るSBである。

更には運動量も豊富で、試合終盤になってもオーバーラップを何度も繰り返す。


しかし当然弱点もある。
それは「足元の技術」、「クロスの質」これらの低さである。

守備に関しては完璧なのだが、攻撃に関しては少し力不足感があるのだ。


まず足元の技術。
激しくプレスをかけられた時などは、大きく蹴り出してしまうシーンが見られる。

サッリ政権下では不動の地位を築いてたとは言え、やはり足元の技術レベルは足りていないのは明白だった。
冬の移籍市場が開いた際、ナポリのヒサイ獲得の噂が上がったのも納得である。


続いてクロスの質。
これはシンプルに精度が低い。
サッリボール時には特に顕著だった。

パスサッカーを掲げるサッリの元では、ボールを支配し、敵陣に押し込む時間が増える。
そのため、クロスをあげる回数というものも増えた。

ここで顕著にクロスの質の低さが、浮き彫りになってしまった。
得点の香りを全く感じさせないアーリークロス。

SBとして使われた際の弱点はこの2点になる。
スペイン代表では、それほど重宝されない理由はここにあるのかもしれない。


とはいえ総括して言えば、世界屈指のSBであることは間違いない。
盤石の守備力だけでなく、頭の良さ、運動量を兼ね備えたスーパーな選手なのである。



2.CB(ストッパー)
2つめのポジションはセンターバックだ。
アスピリクエタはこのポジションでも起用できる。


アスピリクエタを初めてCBへとコンバートしたのは、現インテルの監督である、アントニオ・コンテ。

コンテ政権1年目は、シーズン序盤では4-1-4-1を採用。
しかし連敗を喫し、フォーメーションを3-4-3へ変更した。
この際、アスピリクエタはWBではなく、CBへとコンバートされたのだ。


このコンバートがずばり的中。
彼は、プレミアリーグを代表するCBとなった。

彼の持つもの。
対人の強さ、スピード、カバーリング能力、状況判断力、インテリジェンス、運動量。
これら全てを兼ね備えたCBへと成長した。


とはいえこれも3バックであるから適応できたという面は大きい。

アスピリクエタの明確な弱みとしてもう1つ。
それは「高さ」である。

彼はそこまで高身長ではない。
それどころか、どちらかと言えば小さい部類に入るだろう。

SBであればそこまでこの弱みが浮き彫りになることはなかった。
しかしCBというポジションになった以上は、必ず敵チームは突いてくる。
クロスが上がった際は、アスピリクエタと競り合う。
これを徹底するチームが続出。

現にそれで失点する試合も出てきた。
とはいえここは3バックの恩恵もあり、Dルイスやケーヒル、クリステンセンのカバーもあり、大事には至らなかった。



3.WB(左WB、右WB)
そして最後にWBだ。
コンテ政権のもと3バックシステムのWBを任される試合もあった。


基本的には左WBをマルコス・アロンソが。
右WBをビクター・モーゼスが担当していた。

しかし調子や疲労、連戦などを考慮し、彼らを休ませる試合も当然ある。
その際、アスピリクエタがWBで代わりに出場するということがあった。

左WBはもともと左SBをしていたとこともあり、難なく適応。
更に、右WBは右SBをしていたことで、難なく適応。

ただやはり、この際も攻撃力の低さと一定の減点材料にはなる。
アロンソやモーゼスは、特に攻撃力に比重を置いたWBであったというのもあるかもしれないが。


とはいえ持ち前の能力と頭脳で、安定したパフォーマンスに始終した。
私たちファンからしても安心した気持ちで見れたというのが事実だ。



今回はこのように3本仕立てでアスピリクエタを解説してきた。
最近ではすっかり「右SB」のイメージがあるかもしれないが、彼はこれだけのユーティリティー性を兼ね備えた素晴らしいDFなのである。

守備能力が高く、賢く、運動量もある。
更にはクラブに対する忠誠もあり、チェルシーのことをとても愛している選手だ。

何度かバルセロナ移籍の報道もされたが、すぐに聞かなくなった。
おそらく、彼のチェルシーへの忠誠心を鑑みてだろう。



プレミアリーグという強豪ひしめくリーグにいながら、様々なDFのポジションをこなす。
DFというポジション柄、どうしても大々的に評価されるということはない。

しかし、監督が何度変わっても、変わらずスタメンであり続けるということが証明しているはずだ。
それも様々なポジションで。
与えられたポジションで、黙々と役割をこなす。

アスピリクエタはまさに「守備職人」と言えよう。


2019年7月27日現在





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最終更新日  2019.08.02 17:14:26
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