ニューズウィークの特集
旅行からの帰り空港の売店でニューズウィークの表紙が思わず目に飛び込んでくる。Autism(自閉症)の文字、すぐに買って飛行の中、ずっと読んでいた。内容的にそれ程目新しいことは少なかったのだけれど、アメリカでは自閉症が注目されなおしているらしい。丁度旅行の期間にNBCで1週間かけて特集を組んだのだそうだ。見れなかったのはすごく、残念!注目されているのはこれは日本でも同じだけれど、障害に対する認知度が広まったため自閉症(スペクトラム)と診断される子供の数が急増しており、今や新生児の166人に1人の割合にのぼる、これ程高確率の障害に対し、社会としてももっと対策をこうじるべきということらしい。記事を読んでいて同じだなぁと思うのは親の思い。アメリカの方が療育が進んでいるとはいえ、さらにいい方法を求めて、行動療法、音楽療法、イルカと泳ぐ療法、キレーション、食事療法とすべての可能性にかける親。そのために家を売り、多額の借金まで抱える親達の姿。違うのは自閉症に対する先進性。今、2~3才位で診断される子供が多いそうだが、それをさらに生後6ヶ月~1才で診断し、早期療育を試みようという動き。たくさんある療育方法の評価を行い、親が療育をさ迷い歩かなくて済むように道筋を示そうというプロジェクト-この結果は日本からもアクセスしたい。国民性として、当事者の声が大きい。組織を作り、社会に働きかけようとする力が強いなと感じる。それから、今回のアカデミーのドキュメンタリー部門にもノミネートされた高機能女性についての記事も興味深かった。13才までほとんど無反応の状態でありながら、現在は大学で歴史を学ぶまでに成長したという。今日、CNNを見ていたら、この映画を5月に放送するのだそうだ。えっ、その頃はもう日本だ。これも見れない、残念だ!