CAFE BLACK BooSTER!

　今朝の日テレの情報番組で、日本最年長のバッティングピッチャーの特集をしていた。　オリックスバファローズに所属する水野さんという方は昔、近鉄にドラフト１位で入団した。　他チームの同期には星野仙一や山本浩二・田淵幸一などがいる。　その後、肩を壊してからは、打撃投手として球団に残った。

　私が感動したのは、偉大な同期の選手達がとっくに引退しても、ユニフォームを着続け、筋力トレーニングを続け、清原や、谷、中村などに毎日１２０球を投げ続けていることだ。　現材６０歳を過ぎても球場に通い、もくもくと投げ続ける。　

　本来、投手とは、打者を押さえ、力でねじ伏せ得点を与えないチームの柱だ。　

　選手達が気持ちよく打てるように、自分のフォームを確認するために、いいバッティングをイメージさせるために、投げる。それがバッティングピッチャーだ。　毎日打たれる為に存在するのだ。

　どのスポーツでも、スター選手だけが素晴らしいのではない。　スターを輝かせる為に数多い人がまわりに大勢いるからこそより輝くことが出来るのだ。

　もしかすると我々の人生も似たようなものかもしれない。　大企業や官庁に入ることや、有名人や政治家になることだけが全てではない。　自分に与えられた場所で、自分の能力で出来ることで、精一杯努力し続けることがどんなに偉大なことか！

　短い時間ではあるが、日本最年長のバッティングピッチャーが教えてくれた。

ロックンロールを感じさせる方であった！　

　本日のＢＧＭ
　　DOOBIE BROTHERS「LONG TRAIN RUNNIN」
　　　アルバム「THE Very Best Of DOOBIE BROTHERS」より