カテゴリ:気配り・目配り・心配り
勉強会が終わったのが、12時ちょっと前。今日は何とか今日中に終了。
でも、サロンのスタッフには感心させられます。朝の9時から夜7時までが営業時間。それから、カットの練習をしたり、ワインディングの練習をしたりで、普通の日でも10時より早く帰ることはないんです。 今日は、接客の勉強会だったんですが、最後のお客様が帰られたのが9時でした。それから掃除・かたずけを済ませて始めたものですから、この時間になってしまいました。 私は、女性の職業で、美容師さん、看護婦さん、ガソリンスタンドで働く人たちを勝手に“三大ガンバリギャル”と呼んでいます。実に彼女たちの働く姿には頭が下がるんです。 さて、私の仕事も終わり、ご挨拶をして店を出ました。すると、オーナー始め、全員が店を出てお見送りしてくれるんです。このお店はいつでもそうなんです。テレちゃいます。昼間訪問した時だって、お客様が勘定を済ませ店を出た後も、きちんと店の前まで出て、お客様が見えなくなるまでお見送りをしています。なんだか、この店が流行っているのも分かる気がします。勉強熱心さもさることながら、その心配りがお客様の心を満たしてくれているのではないかと思うんですね。だから、この店は常連客がいっぱい居るんだと思います。 以前、『ガイアの夜明け』であったタクシー会社もそうでした。 このタクシー会社の社員教育には感心させられました。運転手さん達へ、女性や高齢者を家の前まで送っていったときは、お客様が家の中に入るまでタクシーを発車させないようにと教育していました。もしかしたら、忘れ物があるかもしれない、倒れることがあるかも、暴漢に襲われることがないとはいえない、少し待ってあげることで、お客様にこうした異変があっても対応できる。というのが、その理由だったと記憶しています。 このタクシー会社も、先に書いた美容室も、最後の最後まで「あなたを大切にしています」という気持ちが溢れているんですね。そして、そのメッセージが言葉でなく、態度でお客様に伝わって、「そこまでしてくれる」という感動となって、お客様の心を満たしてくれるのでしょう。 ここまで気配り・目配り・心配りが出来ている店なのに、接客の勉強など必要ないと思いませんか? おもしろいことに、きちんと出来ているお店ほど、勉強会の要請が来るんですね。 私も店を回っていて、「この店は、接客勉強をする必要がある」と思った店に、勉強会の提案をしても、「必要ない」と断られるケースが多いんです。 実に面白い。いい店は、より良くなるし、そうでない店は、相変わらずそれなりに・・・(-。-;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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