boggyの日記

高橋尚子選手がトップでゴールしました。思わず涙が出てしまいました。高橋選手の優勝インタヴューもすばらしい。顔晴り続けた彼女らしい言葉で喜びを語っています。

二年前の同じ東京マラソンで、二位に終わり、屈辱のオリンピック代表落ち。その時から、時間が止まったままになっていたと言います。暗闇の中を彷徨っていたとも。だけど、目標を持つことの大切さ、そして、それに向って歩き出すことで立ち直れたと言っています。いやな出来事が起きた同じ舞台で確かな結果を出し、いいイメージに変えることが目標だったと。彼女は私たちにメッセージを発してくれました。「今、暗闇の中にいる人は、どんな小さなことでも良い、目標を持ってください。目標を持てば光が見えてきます」

確かに受け取りました。私も、自分で書いた未来地図にしたがい、しっかりと目標を見失わないよう顔晴っていきます。高橋尚子さん、感動をありがとう。

高橋さんのコメントに『チームＱ』の仲間に対する感謝の言葉が何度も出てきます。彼女にとって、『チームＱ』のメンバーは同志なんですね。事をなすためには、同志・原則・システムが必要です。それが縁として自分に働きかけ、自分の因と相俟って、目標達成という果報が得られます。同志を創り、どう関わっていくか、大変重要なことですね。

最近、新しい出会いが多いです。枕草子に『遠くて近きもの。極楽、船の道、人の仲』と清少納言が書いています。この出会いには、先々、同志となってくれる方もいらっしゃるかもしれません。将に、『出会いに感謝、縁にありがとう』です。

ただ、出会った方が全員好ましい人だとは限りません。どうしても好きになれない人もいるのです。仕事だから相手を好きになろうと努力して頑張っても好きになれない人もいます。私の心はそんなに器用ではないようです。

だから、諦めます。「好きにならなければならない」という思い込みから。
嫌いな人と一緒に仕事をするのなら、無理して相手を好きになろうとするよりも、「嫌いだけど、これは自分の仕事で、相手と共存しなくてはならないからするのだ」　と割り切ることにします。相手に気に入られようと思わなければ、自分の心とつきあいながら自由に仕事もできるようになります。これは、自分の心を押さえつけて、嫌々ものごとをするよりも、ずっと健康的です。それに、そんなふうに心が自由になれば、相手の意外ないい面も見えてきて、いい関係になることもあるかも知れません。

たしか、遠くて近いものは、極楽と人の仲でしたよね。
人間関係だけでなく、嫌いだけど、やらなければならないことってありますよね。ビジネス書には、『どうせやらなきゃいけないことならば、それを好きになりなさい』と書いてありましたが、いくらがんばっても好きになれないこともあるんです。そんな時は、無理をせず、「嫌だけどやらなければならないからするんだ」と開き直ってもいいのではないでしょうか。どんなことでも自分の思うようにしようと努力するばかりでは、苦しみしか生れてきません。

ウイズダムシートで自分の心を操縦できるようになると、うーんと楽になるのですが。研鑽、修養を積んでいきたいと思っています。